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創造活動の成果
徳山高専の学生の創造的な能力は高まりつつあり、さまざまな成果が期待されるところです。
ここでは徳山高専の学生が創造活動で上げた成果を順次掲示していきます。情報を寄せて下さい。
○「先生にも学生にも優しい黒板拭きクリーナ 」で特許査定 機械電気工学科卒業 林公平君(2004年度入学)
○理工系学生科学技術論文コンクール(2009年度)でME4年山根健輔君(2006年度入学)が優秀賞獲得
○パテントコンテスト(2009年度)でME4年右田哲朗君(2006年度入学)が入賞
○グランプリ獲得!ME4年森岡佑太君(2006年度入学)、部門優秀賞獲得 ME4年山根健輔君(2006年度入学)、キャンパスベンチャーグランプリで
○「乳幼児状況検知装置 」で特許査定 機械電気工学科卒業 岡本拓也君(2000年度入学)
○「こぼれない注ぎ口を持つ詰め替えパウチ 」で特許査定 機械制御工学専攻修了 藤井健君(2000年度入学)
○特許商品第2弾「Youホルダー」の販売開始:機械電気工学科3年長沼臣弥君(2005年度入学)
○「第8回理工系学生科学技術論文コンクール」でME3年細田将吾君(2004年度入学)優秀賞を獲得
○「洗濯物を一気に取り込めるハンガー 」で特許査定 機械電気工学科2年 宮本晃成君(2005年度入学)
○キャンパスベンチャーグランプリの優秀賞4部門のうち3部門が徳山高専発アイデア、ME5年柳啓二君、ME2年宮本晃成君、専攻科修了生兼行秀和君(広島大院)
○「誰でも起きる目覚し時計 」で特許査定 機械電気工学科卒業 幾度明菜さん(2001年度入学)
○「汎用ポインティングデバイス 」で特許査定 機械制御工学専攻修了 兼行秀和君(1999年度入学)
○「ATMにおける盗撮防止入力装置」で特許出願 ME5年柳啓二君(2005年編入学)
○「携帯電話のストラップホルダー」で特許出願、試作品完成
ME2年長沼臣弥君(2005年入学)
○「声を失った人のための発声補助装置」で特許権獲得 ME2001年度入学 楠島悠介君
○「本に優しいコピー機」で特許査定 ME4年岩見昌範君(2003年度入学)
○洗濯物を一気に取り込めるハンガーの特許出願・試作品完成 ME2年宮本晃成君(2005年度入学)
○キャンパスベンチャーグランプリCHUGOKUでMC1年藤井健君 ニュービジネス部門優秀賞、ME5年楠島悠介君 環境・健康・福祉部門奨励賞、ME5年飯尾和典君佳作
○2005年度パテントコンテストで機械制御工学専攻2年兼行秀和君(1999年度入学)・機械電気工学科1年宮本晃成君(2005年度入学)の2名が入賞
○専攻科2年兼行秀和君(1999年度入学)開発の手の不自由な方のための足用マウス「足技」販売開始
○「第19回独創性を拓く 先端技術大賞表彰制度」において藤井健君(2000年度入学・専攻科1年)が特別賞入賞
○ ME2年高瀬善康君文部科学大臣賞に輝く!!!(第6回理工系学生科学技術論文コンクール)
○キャンパスベンチャーグランプリCHUGOKUでME5年岡本拓也君 環境健康福祉部門優秀賞、専攻科1年兼行秀和君 中国経済産業局長賞獲得
○2004年度パテントコンテストでME4年楠島悠介君・飯尾和典君、2年岩見昌範君の3名が入賞
○学生発明家の日本代表としてME3年大野充孝君が国際発明展に派遣される
○乳幼児のうつ伏せ寝事故防止装置に関する特許出願:ME5年岡本拓也君
○
「第18回独創性を拓く 先端技術大賞表彰制度」においてME4年兼重直樹君が特別賞に入賞
○ 足マウスの特許が支援事業に選定されて商品化試作を開始する専攻科1年兼行秀和君(1999年度入学)
○ 学生初の特許査定をME3年大野充孝君(2002年入学)が獲得
○ 「第5回理工系学生科学技術論文コンクール」においてME1年(2003年度入学)高瀬善康君が努力賞を獲得
○ 「高齢者への個別販売と安否確認サービス」のビジネスプランをME1999年入学 渋谷誠司君・神保英敏君・末冨真祐美さん・高橋幸祐君が公開
○ 「キャンパスベンチャーグランプリCHUGOKU」の環境福祉部門でME2001年度入学 原田秀彰君が奨励賞、
情報通信部門でME1999年度入学 片山孟君(他2名)が佳作に入賞
○目覚まし時計に関する特許出願:ME3年 幾度明菜さん
○詰め替え容器に関する特許出願:ME4年 藤井 健君
○走行ボードに関する特許出願:ME4年 谷村鉄平君
○
「独創性を拓く 先端技術大賞表彰制度」においてME3年幾度明菜さんが特別賞に入賞
○ピッキング防止のシリンダー錠に関する特許出願:ME2年 大野充孝君
○「第4回理工系学生科学技術論文コンクール」でME3年谷村鉄平君が努力賞に入賞
○キャンパスベンチャーグランプリCYUGOKUの環境福祉部門の優秀賞にME3年浮津弘康君が入賞
○「リニア駆動のオブジェ」でME3年園田春菜さんが学会特別賞を受賞
○リサイクルに関する特許を機械電気工学科3年浮津弘康君が出願
○ビジネスモデルに関する特許出願:ME4年 片山孟君、ME4年 兼行秀和君、IE4年 有熊威君
○「第3回理工系学生科学技術論文コンクール」でME2年村中貴志君が努力賞に入賞
○「エネルギー利用」工夫作品コンテストにおいてME3年篠原万歩さんが学会特別賞を受賞
○「日本環境化学会松居賞」においてME2年浮津弘康君が奨励賞を受賞
○「デジクリアワード2000」でME2年片山孟、赤松武君が佳作に入賞
○「第2回理工系学生科学技術論文コンクール」でME3年竹村大輔君が優秀賞を獲得
○「環境大臣コンテスト」でME1年藤井健太郎君が特別賞に入賞
○「技術教育創造の世界 エネルギー変換工夫作品コンテスト」で
日本産業技術教育学会会長賞 ME3年 小川貴史・藤岡宏平君
日本産業技術教育学会奨励賞 ME3年 岩崎亨・伯野大輔君
○「2000年独創性を拓く 先端技術学生論文コンクール」で入賞 ME3年 浅本 誠君
○公開鍵暗号方式の錠で特許出願 2000年3月ME卒業岡本健さん
○「第1回理工系科学技術論文コンクール」で徳山高専生2名が最終審査まで残る
○「チャレンジ21」(奨励金付論文募集)で入賞 ME4年 古河和城君
「先生にも学生にも優しい黒板拭きクリーナ 」で特許査定
機械電気工学科卒業 林公平君(2004年度入学)
林君は授業中に従来の黒板拭きクリーナが使われると、先生が教室の隅に移動してしまうことと大きな騒音のために授業が中断されるのがとても授業の効率を悪くしていると考えていました。そこで静かでかつ先生が黒板の位置から離れなくても済む黒板拭きくクリーナがあれば、
授業への集中度も維持しながら、黒板拭きのクリーニングが可能になると考えました。
そこで吸引部と真空装置を切り離し、吸引部は黒板の傍に置き、真空装置は床面に置かれた防音箱の中に格納するというアイデアを考えつき、これを特許出願していました。そして3度にわたる拒絶理由通知に対して意見書、補正書を提出して、今回の特許査定にこぎつけました。
この特許は、学校の授業の効率を高める上で有効であると、周南地域地場産業振興センターの助力を受けて、試作、実験を行い、実際に授業でも使われましたが、一部課題も残されています。この課題をクリアして実際に使われることになれば、学生の授業への集中力を維持できる「先生にも学生にも優しい黒板拭きクリーナ」となると期待されます。
林君は本校卒業後岡山大学に進学して勉学を続けています。(2010年3月)
理工系学生科学技術論文コンクールで優秀賞獲得
機械電気工学科4年山根健輔君(2006年度入学)
第11回理工系学生科学技術論文コンクール(日刊工業新聞社主催、文部科学省他後援)において、全国の大学、大学院、高専から寄せられた過去最高の417編もの応募作品の中から、機械電気工学科4年山根健輔君の作品が、優秀賞に選ばれました。
山根君は「これからの技術者を育てるには創造教育が必要」とのタイトルで、本学科で取り組まれている創造演習や特許教育などでの体験を踏まえた提言を述べています。
山根君が体験したこととして、1年と3年での創造演習では、それぞれ自動車と自転車の持つ課題を調べ、それらの解決策を提案していますが、これらの経験を通して課題を見つける癖がついたとし、そのようなところから手の不自由な人には適切なコンピュータ入力装置がない課題を見つけています。そしてその解決策として、キーの数の少ない携帯電話の入力方式を取り入れた足用キーボードを考案して、特許出願する経験をし、さらにそれをビジネスプランとして展開するアイデアでベンチャーコンテストで入賞する成果もあげました。
またこれらの作業過程の中でおもしろさややる気が自然に出てきたり、困っている人に役立つものを供給したいという意欲も湧いてくるということから、これらからの日本を支える技術者を育てる上で、これらの体験のできる創造教育が不可欠であるとしています。
このように本学科で継続的に行われている創造教育に取り組む中で、自然と面白さややる気が生まれてくることが、体験的に示されているわけで、このような教育プランの優位性に学生自身が気づいていることが重要だと思われます。学生諸君は創造教育の中で、自らを駆動するエネルギーをぜひ獲得してください。
(2010年3月)
パテントコンテスト(2009年度)で入賞
機械電気工学科4年右田哲朗君(2006年度入学)
2009年度のパテントコンテスト(文部科学省・特許庁・日本弁理士会・発明協会主催)の審査会において、機械電気工学科4年右田哲朗君のアイデアが入賞し、特許出願支援対象作品に選ばれました。
右田くんの作品は、日常生活でよく行われる草取り作業を、労力をなるべくかけずに、手軽に行うことを狙いとしたもので、ユニークなメカニズムを用いているところが特徴で、またそのような点が評価されての受賞と思われます。今後弁理士さんの指導を受けながら、特許出願し、さらに試作や、製品化を目指した取り組みが行われることになると思われます。
右田くんの作品は今年度の学内アイデアコンテストに応募されたもので、今年のキャンパスベンチャーグランプリの入賞作品も昨年のアイデアコンテスト応募作品であるように、学内アイデアコンテストへの応募からパテントコンテストやキャンパスベンチャーグランプリの入賞作品は生まれていますし、特許出願されるものも、学内アイデアコンテストから生まれている場合がほとんどです。在学生の諸君は、日ごろから何か不便な点はないか、便利なものはないかということを考えながら生活し、課題に気づく力、課題を解決する力を養ってください。そのようなところから、コンテストなどの成果が生まれ、創造力を養っていくことができます。
(2010年1月)
徳山高専初のグランプリ獲得!部門優秀賞獲得、キャンパスベンチャーグランプリで
機械電気工学科4年森岡佑太君 グランプリ
機械電気工学科4年山根健輔君 環境・健康・福祉部門優秀賞
中国地域の学生のベンチャー意欲を高めることを目的とした2009年度のキャンパスベンチャーグランプリCHUGOKU(実行委員会主催、中国経済連合会他共催、中国経済産業局他後援)において、徳山高専で初めてのグランプリをME4年の森岡佑太君が獲得しました。またME4年の山根健輔君が環境・健康・福祉部門優秀賞を獲得しています。
森岡君のアイデアは「垂れない醤油注し」というもので、注出口に残った醤油が垂れて醤油注しが汚れて手を汚したり、テーブルが汚れたりすることを防ぎ、日本食を美味しくきれいにいただきましょうという提案がされています。森岡君のアイデアは容器の傾きで球を動かして負圧を作り、注出口に残る醤油を容器の中に回収してしまうメカニズムを持つものであり、この構造については2008年度のパテントコンテストで特許出願支援対象作品として高専部門唯一の入賞作品に選ばれ、工業所有権情報・研修館理事長賞も獲得する実績を上げていました。さらにこのアイデアは製品化可能なものと判断され、2009年度の周南地域地場産業振興センタが募集するものづくり支援事業にも選ばれて、現在試作を進めているところです。この試作品をプレゼンテーションで実演したことなども、審査者の方々の印象を強める役割をしたものと思われます。
山根君のアイデアは「手の不自由な人のための足用キーボード」というもので、これまで足用のスイッチやマウスなどは存在するものの、直接キーを動かして文字入力をする装置はなかったところを、文字入力を行えるところに最も大きな特徴を有するものです。構造に関する詳細はまだ特許出願に関する作業中であるために、ここでは示すことができません。山根君は足用キーボードを卒業研究で発展させ、将来的には製品化して、実際に手の不自由な人に役立つ製品づくりを目指しています。(2010年1月)
「乳幼児状況報知器 」で特許権取得
機械電気工学科卒業 岡本拓也君(2000年度入学)
岡本君は乳幼児がうつ伏せ寝になって窒息死する事故を防ぎたいと、乳幼児の体の動きからうつぶせ寝を検知して保護者に知らせる装置を考案、試作して動作を確認し、特許出願していました。
この特許に関しては、ライバル特許が出現したために、より広い範囲に使用できるようにした優先権出願を行い、その優先権出願した特許に関する審査が行われてきましたが、その中で、アメリカの特許にうつぶせ寝に関する先行事例があることが指摘されたために、うつぶせ寝以外の要素を残した形で、特許として認められています。
その結果、岡本君の特許は、乳幼児の目覚めや、ハイハイ、排尿、泣き声を聞くことなどが可能であり、赤ん坊のことが気になりながらも家事や仕事をしなければならない母親にとっては便利なものであることには変わりありません。ただ当初のうつぶせ寝が使えないということで「乳幼児状況報知器」として紹介しました。
岡本君のこの特許は、キャンパスベンチャーグランプリで入賞し、さらには周南地域地場産業振興センターの周南サポート事業に採用されて、商品化のための試作も行われています。従って商品化の可能性が高いために、今後企業での採用を目指して働きかけを行っていくことになります。岡本君は本校卒業後九州工業大学に進学し、現在修士課程で勉学を続けています。(2007年6月)
「こぼれない注ぎ口を持つ詰め替えパウチ 」で特許査定
機械制御工学専攻修了 藤井健君(2000年度入学)
シャンプーや洗剤の容器に詰め替え用パウチから中身を移す際に、これまでのパウチのようにこぼれやすいものではなく、注ぎ口を容器の中に入れてから、菱形流路をつまめばチャックも開いて中身が入る仕組みとなっている藤井君の考案したアイデアが特許査定となりました。
このアイデアは2003年6月に出願されていましたが、審査請求を昨年行い、2度の拒絶理由を乗り越えて特許の査定となったものです。これまでにすでに企業への売り込みも経験済みで、その過程で、特許とならない可能性を指摘されておりましたものの、独自性が認められましたので再度の売り込み挑戦を行うことになります。
藤井君は在学中にラジコンカーの特許出願(学生特許のページを参照)も経験しており、それもあわせて2度の特許出願を経験しています。さらに先端技術論文やキャンパスベンチャーグランプリでも入賞するなど、創造教育で多くの成果をあげ、今春からホンダの技術者として働いております。(2007年5月)
特許商品第2弾「Youホルダー」の販売開始
機械電気工学科3年 長沼臣弥君(2005年度入学)
携帯電話にたくさんのストラップをつけても絡まず、切れにくくなるアイデアが特許出願された、機械電気工学科3年長沼臣弥君の発明品であるストラップホルダーの試作改良が終了し、いよいよ販売が開始されました。販売に至るまでに、試作も2度行われ、また商品名についてもいくつかの案の中から、商標権の上での確認も行われて「Youホルダー」となりました。
この命名は、商品につけるポスターの担当をしていただいた藤本聖子さんがストラップホルダーをUFOに見立てたデザインを書いてくださったことから考えられたものです。また試作並びに商品生産では、足技に続いて周南地域地場産業振興センターの助力をいただいています。
製品は一つ一つ削り出されたもので、銀光沢に仕上げられていて高級感のあるものであることから、プレゼントや記念品にも最適なものと考えられます。これも「足技U」を販売しているグリーンテックサポートが徳山高専生の特許商品として販売を担当し、1個1000円で提供しています。今後は広く知ってもらい、購入してもらうための活動を進めていくことになります。(2007年4月)
「第8回理工系学生科学技術論文コンクール」の優秀賞を獲得
機械電気工学科3年 細田将吾君(2004年度入学)
「第8回理工系学生科学技術論文コンクール」(日刊工業新聞社主催、文部科学省他後援)において機械電気工学科3年(2004年度入学)の細田将吾君が優秀賞を獲得しました。
細田君は「技術者には楽しい夢が必要」というタイトルで、技術者が楽しい夢を持つことで地球環境問題や資源枯渇問題などという大きく厳しい問題も解決に向かうのではないかという意見を述べています。細田君が楽しい夢として示したものは、家庭の生ゴミを食べて走る自動車で、各家庭から排出される生ゴミを自動車のタンクに捨てておけば、発酵してバイオガスが生まれ、それをもとに燃料電池を動かして自動車を走らせるという、楽しいアイデアです。細田君は現在の廃棄物発電の発電量から、1日に24万台の自動車が走行可能であることを計算し、楽しい夢が決して根拠がないものではないことを示しています。
細田君は1年生の創造演習で生ゴミについて調査しており、そして3年生では生ゴミの有効利用を考える中から、今回の提案へとたどり着きました。自分が着目した問題をより深める態度が、発想に結びつくことを示しています。
優秀賞獲得は細田君が2度目であり、細田君の入賞でこれまで8回のコンクールで6回の入賞ということになります。このことは徳山高専機械電気工学科の学生の思考力、発想力の高さを示しています。(2007年3月)
「洗濯物を一気に取り込めるハンガー 」で特許査定
機械電気工学科2年 宮本晃成君(2005年度入学)
2005年度のパテントコンテストで入賞し、特許出願、審査請求に進んでいた宮本君の「洗濯物を一気に取り込めるハンガー 」が、このほど特許査定を受け、正式に特許として認められました。このハンガーは洗濯物を取り込むときの手間をなるべく省きたいという願望から生まれたもので、洗濯物を一気に取り込めるという点では、楽しささえ感じさせるものです。
洗濯をする人は何千万人と存在するので、ハンガーの需要は非常に多いと考えられます。宮本君は試作品を作って動作の確認もしており、特許権をえたことで独占的な製造・販売が可能です。宮本君はこのことをビジネスプランとしてまとめたもので、キャンパスベンチャーグランプリでも入賞しており、実際に商品として市場に投入することを今後目指すことになります。
宮本君の特許権が認められ、これまで本校の学生特許が6件認められたことになり、そのうち5件は平成18年度に認められており、本校学生のアイデアは特許になる確立が極めて高いということになります。
(2007年1月)
キャンパスベンチャーグランプリの優秀賞4部門のうち3部門が徳山高専発アイデア
機械電気工学科5年柳啓二君 新技術部門優秀賞
機械電気工学科2年宮本晃成君 ニュービジネス部門優秀賞
専攻科修了生(広島大学大学院)兼行秀和君 環境・健康・福祉部門優秀賞
中国地域の学生のベンチャー意欲を高めることを目的とした2006年度のキャンパスベンチャーグランプリCHUGOKU(実行委員会主催、中国経済連合会他共催、中国経済産業局他後援)において、募集4部門のうちの3部門の優秀賞を徳山高専機械電気工学科発のアイデアが占めました。
柳君の提案は「異物を排除する機能を持つ盗撮防止入力装置」というもので、ATMの入力装置の操作を盗撮されて、現金などが盗みとられる事故が多発していることを防ごうとするものです。最近はこの防止のために、生体認証を使う方向が目指されていますが、例えば指紋が一度盗まれれば、その人は指紋を変えることができないので、いつまでも盗難事故を恐れなければならいということになり、生体認証も必ずしも安全とはいえません。柳君のアイデアは、入力装置メーカーの技術者も考えたことがないというユニークなアイデアで、異物を置けなくする装置を組み込んだカバーで入力装置を見えなくするものですから、暗証番号を見られなくすることができ、かつ例え盗まれても暗証番号を変えれば安全性は確保できます。このアイデアは特許出願されています。
宮本君の提案は「一気に洗濯物を取り外せるハンガーの製造・販売」というもので、既に特許出願されたものを独占的に製造・販売するというものです。宮本君は洗濯物を取り込むときに一つ一つ外す手間を少なくしようとして、折畳式のハンガーをヒントに、複数のハンガーのアームを一度に折り畳む機構を1年生の時に思いつきました。そしてこのアイデアがパテントコンテストで入賞し、弁理士さんの指導を受けて特許出願しています。ハンガーは洗濯をする人が対象と考えれば、何千万人もの人に需要がありうることをビジネスプランとして示しています。
兼行君は既に専攻科を修了して広島大学大学院に進学していますが、専攻科2年のときに発案し、パテントコンテストで入賞し、既に特許を獲得している「汎用ポインティングデバイス」に関するビジネスプランで優秀賞を獲得しています。兼行君のアイデアは、小さな突起のある圧力検出部をマジックテープなどで体の任意の場所に取り付けて、机や床などに押し付けて傾けることで、カーソルを動かすもので、体のいろいろな場所でカーソルを動かすことができるものです。
徳山高専機械電気工学科発のアイデアが募集4部門のうちの3部門の優秀賞を獲得するということは、徳山高専生のアイデアがいずれもユニークで優れていることを示すものですが、これはすべて特許出願済みと言う点で、新規制の確認も行われていることなども評価されていると思われます。(2007年1月)
「誰でも起きる目覚し時計 」で特許査定
機械電気工学科卒業 幾度明菜さん(2001年度入学)
幾度明菜さんが在学中の2年生の時に考案した誰でも確実に起きなければならない目覚し時計が、特許査定となりました。この目覚し時計は、敷布団の下に光センサーをおき、敷布団をたたんでセンサーに光があたらないとアラームが止まらないという、究極的な目覚し時計です。
幾度さんはこの目覚し時計を2年生の時の創造製作の時間に製作しましたが、その過程をまとめた論文で先端技術大賞特別賞を獲得しました。またユニークな発想であるため、NHKなどの紹介番組でも取り上げられています。
幾度さんは既に本校機械電気工学科を卒業して、アメリカのオハイオ州立大学に編入学して勉強を続けています。また幾度さんが作成した「創造演習を成功させるためには」や「創造演習の道しるべ」(浅本誠君原案)は多くの学生が参考にしています。(2006年12月)
「汎用ポインティングデバイス 」で特許査定
機械制御工学専攻修了 兼行秀和君(1999年度入学)
コンピュータの入力装置であるマウスは一般的には手で扱いますが、キーボードを操作しながらマウスを操作するのは、手の移動を伴うために効率的とはいえません。そこで手以外で扱える各種マウスが考案されています。しかしそれでも、どこか体の一部を使うことを前程としたものがほとんどです。このたび兼行君が昨年度のパテントコンテストで入賞し、このたび特許査定を得たものは、体のどこでも操作できるという汎用性の高いものです。
本発明では若干の突起を有する圧力検出部を、マジックテープなどで体の任意の場所、例えば手首、頭、背中、足の裏、ヒザなどに固定して、机や床、背もたれなどに押し付けながら、動かしたい方向に傾ければ、その方向にカーソルが移動するというものです。このために体のどこでも、自分のキーボード操作に邪魔にならない部分に取り付ければ、カーソルの移動が可能となり、入力操作の効率化がはかれます。
また体に障害のある方は、その場所がいろいろ違いますが、本発明では自分の動かしやすい場所のどこでも使えるため、これらの人たちにも使いやすいものといえます。なおクリックボタンは、マジックテープなどで任意の場所に取り付け可能ですから、圧力検出部の左右など、自分の動かしやすい場所でクリック操作ができます。
兼行君は既に本校専攻科を修了後、広島大学大学院に進学していますが、在校中の発明は3件であり、現時点では最高の発明数です。現在足マウスの販売も行っており、商品販売の第1号でもあります。また兼行君はキャンパスベンチャグランプリで中国経済産業局長賞を受賞したり、各種テレビで紹介されています。(2006年11月)
「ATMにおける盗撮防止入力装置」で特許出願
ME5年柳啓二君(2005年編入学)
情報化の進展とともに、お金の出し入れがいろいろなところで可能になり、便利になる一方で、ATM(現金自動預け払い機)において、暗証番号が読み取られて多額の現金が引き出されるという事件が続発しています。徳山高専機械電気工学科5年の柳啓二君は、これを防ぐ方法を考案し、出願しました。
盗撮は小さなビデオカメラが入力装置の近辺に取り付けられて行なわれます。そこで柳君は、入力装置を半円形上のカバーで覆うことを考えました。これで他人は近くにいても入力装置による操作をを盗み見ることはできないことになります。
しかしカバーの中にビデオカメラを取り付けることは可能です。そこで柳君は、カバーの内側に、余分なものを置けなくするために回転する排除板をおくことを考え付きました。これが今回の特許のポイントです。これを回転させて、カバー内部にものを取り付けられなくする、あるいは何か取り付けてあれば、それを検知して警報を鳴らすというようにしました。
このような装置を用いれば、ビデオカメラの設置を排除でき、かつ他人が近くから入力装置の手元を見ることもできません。こうしてATM入力装置の盗撮を防ぐことができます。この作品は、社会問題化している課題に解決策を提示する優れたアイデアであるといえます。
今後は試作を行い、同時にATMメーカーに採用を働きかけていくことになります。
(2006年6月)
「携帯電話のストラップホルダー」で特許出願、試作品完成
ME2年長沼臣弥君(2005年入学)
若者にとって携帯電話は生活必需品であると同時に、ファッションの一部でもあり、携帯電話に各種のストラップを取り付けている姿はよく見かけます。しかし細いストラップに、他のたくさんのストラップを付けていると、絡まったり、切れてしまう場合も出てきます。機械電気工学科2年の長沼臣弥君はこのような若者の悩みを見事に解決するアイデアを考案し、特許出願すると同時に試作品も製作されました。
長沼君はストラップをたくさん取り付けられるようにストラップホルダー本体に4つのリングを回転できるように取り付けています。また携帯電話とつなぐ紐に対して本体が回転できるように、取り付けます。このようにすれば、たくさんストラップを取り付け可能ですし、本体との間に回転が可能となっているので、それぞれのストラップ同士が絡み合うこともありません。
このような構造のストラップホルダーによって、たくさんのストラップを安全にかつ絡み合うこともなく、つけておくことができます。
長沼君のアイデアは学内のアイデアコンテストに提示されましたが、実用性が高く、各種ストラップ製品が次々生まれる中で、緊急性が高いと判断されて、出願と試作化が急いで進められてきました。
今後は改良を加えて、商品販売を実際に進めていくことになると思われます。(2006年6月)
「声を失った人のための発声補助装置」で特許権獲得
ME2001年度入学 楠島悠介君
楠島君は病気で声帯を失って、発声に苦労している祖父を、自分の学んでいる技術の力で手助けしたいという気持ちからアイデアを考え、2004年度のパテントコンテストに応募し、特許出願支援対象に選ばれ、井上弁理士(山口)の支援を受けて2005年2月に出願しました。
その後2度の拒絶理由通知を受けましたが、井上弁理士のアドバイスを受けながら意見書を提出し、このたび特許査定の通知を受け取りました。
楠島君は声帯を失った人の発声方法として、従来から用いられている食道発声法、電気式人工声帯、コンピュータ発声法などにおいては、熟練・体力を要する、機械的な音になる、発声の実感がないなどの欠点があると考えました。そして発声の実感があり、かつ習得の容易な発声補助装置の開発が求められているとの観点から、口の形から母音を検出し、検出が困難な子音は指で与える装置を考案し、特許出願を行ないました。
さらに卒業研究のテーマとして発声補助装置に取り組み、実際の試作機を製作、実験を行なって、この装置の実現可能性を確かめたところです。楠島君は既に卒業して企業エンジニアとして東京で勤務していますが、このたびの特許査定により、正式に特許として認められましたので、実用化が進み、実際に声を失った人の役に立つことを願っています。(2006年6月)
「本に優しいコピー機」で特許査定
ME4年岩見昌範君(2003年入学)
2004年度のパテントコンテストにおいて特許出願支援対象に選ばれた岩見昌範君の作品は、その後打揚弁理士(東京)の支援を受けて平成17年4月に出願され、審査を受けていました。そして拒絶理由通知を受けながらも、弁理士さんの協力で、これもくぐりぬけ、このたび特許査定の通知を受け取りました。
岩見君は本などをコピーするとき、普通の平らな画像読み取り面を持つコピー機では、本を無理やり広げなければならないために、本を傷めたり、厚さのある本では、中央部分が鮮明にコピーできないというような不便さがあると考えていました。そこで厚さのある本でも無理なくコピーできるコピー機として、山形の両面に読み取り面を持ち、かつ両面を同時に読み取る機構を持つコピー機を考えました。
特許査定を受けて、正式に特許として認められましたので、実用化を進めていくことになります。(2006年5月)
洗濯物を一気に取り込めるハンガーの試作品完成
機械電気工学科2年宮本晃成君(2005年度入学)
宮本君は1年次のアイデアコンテストのとき、お母さんが洗濯物を1枚1枚外して取り込んでいたことを思い出して、何とか簡単にはずせるようにならないかと思い、衣服をかける複数のハンガーを上手く折りたたむ構造を、折り畳み式の物干し道具をヒントに考えつきました。
そしてそのアイデアが17年度のパテントコンテストに入賞しましたが、実用性が高いと出願作業と平行して周南地域地場産業振興センタの助力を得て試作化も行い、このたび試作品も出来上がりました。今後は実用化を目指した取り組みを行なうことになります。
1年生でもアイデによっては、特許出願ばかりでなく商品化も可能であることを示すもので、今後は特許作品の商品化が多く見られるようになると思われます。(2006年5月)
キャンパスベンチャーグランプリCHUGOKUで3名が入賞
機械制御工学専攻1年藤井 健君 ニュービジネス部門優秀賞
機械電気工学科5年楠島悠介君 環境・健康・福祉部門奨励賞
機械電気工学科5年飯尾和典君 ニュービジネス部門佳作
中国地域の学生のベンチャー意欲を高めることを目的とした2005年度のキャンパスベンチャーグランプリCHUGOKU(実行委員会主催、中国経済連合会他共催、中国経済産業局他後援)において、徳山高専機械電気工学科の学生の提案が4年連続で入賞しています。
藤井君の提案は、「世界を革新する新型シャーシR/Cカーの販売」というもので、これまでのR/Cカーに用いられてきたダブルデッキ構造とは異なり、歪の残留がないために、安定した高速走行を可能とする、既に特許出願済みのセンターウォール構造を持つR/Cカーを製造販売するというものです。
藤井君のこのアイデアはR/Cカーのシャーシ構造を一変させる可能性を持つものです。
楠島君は2004年度のパテントコンテストで入賞して、特許出願し、既に試作品も製作して、その機能を確かめた発声補助装置を製造販売するというものです。楠島君は祖父が手術で声帯を失い、発声に苦労している姿を見て、何とか助けられないかと、このアイデアを考案しました。口を動かすことで、実感を伴いながら、比較的簡単に発声する方法として、母音は口の形からセンサーで取り出し、子音は指の折曲げで取り出すという案は、これまでない方法で、安価に、かつ実感を伴いながら発声をできるという点で、実用性の高いものといえます。
飯尾君は自転車の鍵が外部に露出しているために、破壊されやすいくしたがって盗難被害にあいやすい欠点を無くすために、ハブの内部にロック機構を設けることでクリアする方法を思いつきました。パテントコンテストで入賞し、出願済みのものですが、実用性の高い作品です。
徳山高専機械電気工学科の学生のビジネスアイデアは、いずれも学生自身の発想であると同時に特許出願済みのもであるという特徴があります。どの作品も実用性が高く、商品販売に結びつくものと考えられます。(2006年1月)
2005年度パテントコンテストで2名入賞
機械制御工学専攻2年兼行秀和君(1999年度入学)・機械電気工学科1年宮本晃成君(2005年度入学)
2005年度のパテントコンテスト(文部科学省・特許庁・日本弁理士会・発明協会主催)の審査会において、徳山高専機械制御工学専攻2年兼行秀和君・機械電気工学科1年宮本晃成君の2名の作品が特許出願支援対象発明に選ばれました。兼行君はコンピュータの入力装置、宮本君は生活用品に関する作品で、それぞれ先行技術調査を行って、先行技術はないことを確認しており、特許取得や商品化も可能な作品です。
兼行君は、入学以来既に2件の特許出願を果たしていて、今回の作品も含めると徳山高専在学中に3件の特許出願をすることになりますし、先に示したように徳山高専生初の商品化も実現するなど、徳山高専生のアイデア実現の先頭を走っています。
宮本君は自分の身近なところでの不便さに着目してアイデアを考えましたが、簡単でありながらこれまで誰も気づかなかったところに目を向けたのが成功した理由と思われます。パテントコンテストでの1年生の入賞は、2003年の大野充孝君以来の成果です。
今回のパテントコンテストには機械電気工学科から15件の作品を送りましたが、その中の2件が入賞しました。入賞しなかったアイデアも特許化や商品化は十分可能なものですので、入賞作品を含めて、今後特許化、商品化に向けた取組を進めていくことになります。(2005年11月)
手の不自由な方のための足用マウス「足技」販売開始
機械制御工学専攻2年兼行秀和君(1999年度入学)
兼行君は本科4年時のクラブ活動の中で、これまでにないタイプの足で操作するマウスを考案し、試作品を作り動作を確認して、特許出願しました。その後いろいろな改良も考えながら、平成16年には、周南地域地場産業振興センターの「ものづくり支援事業」に選定され、援助を受けながら商品化のための試作を続けてきました。そして完成した試作品を用いたモニター作業を行う中で、手の不自由な方から「仕事に使える」、「今使っているものよりも使いやすい」、「ゲームが楽しくできる」などの評価をいただき、商品販売の可能性を感じました。
そこで、9月27日から3日間東京ビッグサイトで開催された国際福祉機器展において、やまぐち産業振興財団、周南地域地場産業振興センターなどのご援助をいただきながら販売を開始しました。多数の方が足用マウス「足技」に興味を持たれ、「これが息子の欲しがっているマウスだ」(足が不自由な息子を持つ母親)、「外国でも確実に売れる」(外国人)、「よく考えられたマウスだ」などの評価が寄せられました。
この製品は、徳山高専生の特許製品を製作・販売するグリーンテックサポートから、主にはインターネットを使って販売されていますが、11月7日の日刊工業新聞の1面で紹介されたり、介護関係製品紹介ページで取り上げられるなど注目されていて、全国のあちこちから、問い合わせ、発注を受けています。
これまで学生のアイデアがいくつも特許出願されてきたものの、商品化することはかなり難しいと思われてきましたが、兼行君の成功で、学生のアイデアが実際の商品になる道筋ができ、今後は学生アイデアの商品化が次々と進むものと思われます。(2005年11月)
「第19回 先端技術大賞表彰制度」において特別賞受賞
機械制御工学専攻1年藤井健君(2000年度入学)
「第19回独創性を拓く 先端技術大賞表彰制度」(フジサンケイビジネスアイ主催、文部科学省・経済産業省他後援)において機械制御工学専攻1年藤井健君(2000年度入学)が、学生部門の特別賞に入賞しました。
藤井君は本校に入学してから趣味であるR/Cカーについて、創造演習、創造製作の時間も活用して、R/Cカーの独自製作に取組み、さらに自己提案型卒業研究でも試作研究を続けてきました。そして従来のR/Cカーのシャーシとして使われているダブルデッキ構造に代わる新たな構造を考案し、製作、及び試験を行って、新型シャーシが従来のものに比べて優れた特性を有していることを実証しました。そしてその成果を踏まえて、特許出願も行いました。
「R/Cカーの世界を拓く新型シャーシ創造の5年間」というタイトルの論文では、これまで自分で設計図をCADで描き、実習工場で工場の先生方の助力を得ながら部品を製作してきた4台のマシンの、製作動機・目標や結果について述べると同時に、新型シャーシを発想した経緯も示して、設計、材料選択、製作、組み立てなどをほとんど独力でやりきれるようになったことが、新型シャーシにたどり着く上で重要であったとしています。
藤井君の入賞で、先端技術大賞表彰制度では本校学生が3年連続4回目の入賞となり、審査委員会でも本学科の教育システムの優秀さが指摘されたとのことです。(2005年6月)
文部科学大臣賞に輝く(理工系学生科学技術論文コンクール)
機械電気工学科2年高瀬善康君
「第6回理工系学生科学技術論文コンクール」(日刊工業新聞社主催、文部科学省他後援)において機械電気工学科2年(2003年度入学)の高瀬善康君が見事に最優秀賞である文部科学大臣賞に輝きました。高瀬君は1年次の昨年も努力賞に入賞していますので、2年連続入賞であり、今年は大学生との競り合いに勝って、最高の賞を獲得しました。
高瀬君は自分が学内ロボットコンテストと高専ロボットコンテストに参加した体験をもとに、技術を創造するときには、"自己の個性を生みだす時間"と"知識や技術を共有させる時間"の2つ時間がきわめて重要であることを述べています。そしてこのことを教育に反映させることが大切であるが、現在の日本では、"知識や技術を共有させる時間"は十分であるものの、"自己の個性を生みだす時間"が不足している点を指摘しています。
高瀬君はこれらの考えをまとめ、「独創技術を育てる2つの“時間”」とのタイトルの論文を書き、見事に成果をあげました。
受賞者6名のうち高瀬君が唯一の高専生であり、唯一の高校年齢です。そして残りの入賞者は大学4年生4名と大学3年生が1名です。このような中で高瀬君が最優秀賞に輝いたのは、高瀬君の実践を踏まえた取り組みが評価されたと思われますが、高専制度における創造教育のポテンシャルの高さをも示すものと思われます。
高瀬君にとっては、2年連続の入賞となりますが、徳山高専にとっては5年連続の入賞ということで、創造教育がコンスタントに結果を残しているということができると思われます。(2005年2月)
キャンパスベンチャーグランプリCHUGOKUで2名が上位入賞
機械電気工学科5年岡本拓也君 環境・健康・福祉部門優秀賞
機械制御工学専攻1年兼行秀和君 中国経済産業局長賞
中国地域の学生のベンチャー意欲を高めることを目的とした2004年度のキャンパスベンチャーグランプリCHUGOKU(実行委員会主催、中国経済連合会他共催、中国経済産業局他後援)において、徳山高専機械電気工学科の学生の提案が上位入賞しています。
岡本君は乳幼児がうつ伏せ寝になって窒息死する事故を防ぎたいと、乳幼児の動きを保護者に知らせる装置を考案、試作して動作を確認し、特許出願しています。岡本君のアイデアではうつ伏せ寝だけでなく、目覚めや、泣き声を聞くことも可能であり、赤ん坊のことが気になりながらも家事や仕事をしなければならない母親に、携帯電話でも知らせてくれるため、大変便利なものと考えられます。
このたびのグランプリにこのアイデアの製作・販売を提案し、それが優秀と認められたものと思われます。今後は商品化を目指すことになります。
兼行君は手の不自由な人がコンピュータを操作するときに必要な足マウスに関して、これまでの高価でありながら細かな操作がしにくく、足の疲れやすいマウスではなく、動かしやすく、しかも安価なものを考案しました。そのキーとなるものは踵(かかと)をつけてマウスを操作するということです。このアイデアを特許出願すると同時に、周南地域地場産業振興センターからものづくり支援事業として認定され、援助を受けながら商品開発を進めています。
このたびのグランプリでは、このマウスの製作・販売を提案しましたが、その実現可能性の高さが評価されたものと思われます。今後は商品販売を目指した取り組みを行ないます。
徳山高専生のアイデア力が確実に上昇し、さらに特許出願も着実に行われるようになってきています。そして徳山高専生が生み出す商品も確実に実現できる見通しです。高専生があらたな価値を在学中に生むことができることを、実証できるものと思われます。(2005年1月)
2004年度パテントコンテストで3名入賞
機械電気工学科4年楠島悠介君・飯尾和典君(2001年度入学)、2年岩見昌範君(2003年度入学)
2004年度のパテントコンテスト(文部科学省・特許庁・日本弁理士会・発明協会主催)の審査会において、徳山高専機械電気工学科4年楠島悠介君・飯尾和典君、2年岩見昌範君の3名の作品が特許出願支援対象発明に選ばれました。楠島君は福祉、飯尾君はセキュリティ―、岩見君は画像に関する作品で、それぞれ先行技術調査を行って、先行技術はないことを確認したもので、特許取得や商品化も可能な作品です。
パテントコンテストでは高専部門は3作品が入賞となりましたので、徳山高専の学生が高専部門を独占したことになります。また大学部門、高校部門でも入賞作品はいずれも1校1作品となっていて、1校で3作品入賞というところはなく、徳山高専が突出した成果を収めたことになります。
徳山高専機械電気工学科では、特許教育のみを行うのではなく、創造教育を行う中に特許教育を組み込んで行っていることが、効果を有していると考えられます。学生は常に発想する機会があるために、独自なアイデアを考えることが習慣となり、ユニークな発想が生まれやすくなっていると思われます。
今後は弁理士さんの援助を受けながら出願作業を行いますが、楠島君は井上浩弁理士(山口市)、飯尾君は中村照雄弁理士(宇部市)、岩見君は打揚洋次弁理士(東京都)が担当くださることが決まっています。学生諸君は、いずれも意欲十分であるので、必ず特許取得を実現するものと期待されます。なお2002年度のプレパテントコンテストで大野充孝君・谷村鉄平君が入賞し大野君が特許取得に成功しています。(2004年11月)
学生発明家の日本代表として国際発明展に派遣される
機械電気工学科3年大野充孝君(2002年度入学)
大野君は社会的に大きな問題となっているピッキング防止のシリンダー錠と鍵のアイデアを2002年のプレパテントコンテストに応募して、特許化候補に選ばれ、2004年の4月に特許を取得しています。(右が大野君の獲得した特許証)
学生で特許を取得する例は数少ないことであり、このたび中国科学技術協会、上海市などが主催するワールド・エンジニアズ・コンベンション(WEC2004)と併催された国際発明展「未来工程師展」への参加要請により、日本の学生発明家の代表として大学生5名(東大、筑波大、東海大)とともに選ばれ、11月2日から11月6日まで参加してきました。
そして発明展では英文の説明資料を使って、慣れないながらも各国の参加者に英語で自分の特許を積極的に説明しました。
初めての海外渡航であり、何事も初めての経験でありましたが、若い力で克服し、唯一の高専生として立派に役目を果たしてきたと思われます。(2004年11月)
「乳幼児のうつ伏せ寝事故防止装置」に関する特許出願
機械電気工学科5年岡本拓也君(2000年度入学)
乳幼児がうつぶせ寝の状態になって、窒息死あるいは突然死する事故が多く見られます。厚生省も乳幼児の仰向け寝を奨励していますが、乳幼児を24時間目を離さず見守ることは、親や、乳幼児を多く預かる施設などにとっても大変困難なことです。
徳山高専 機械電気工学科5年の岡本拓也君(2000年度入学)は、4年次にこのような乳幼児のうつぶせ寝が原因として起こる事故を無くせないかと、乳幼児がうつぶせ寝になればそれを検出して、保護者に警報を通知する装置を考え、出願しました。(2004年3月)
この装置では乳幼児の衣服にセンサーを取り付けて体の向きなどを検出し、うつ伏せ寝になったと判断すれば、情報を発信し、離れた場所にある警報装置で保護者に知らせる仕組みです。
この装置があれば、保護者はいつも乳幼児のいる場所にいなくても安心して他の用事もできますし、夜間の就寝時も安心です。
岡本君はこの装置で乳幼児のうつぶせ寝による事故を無くせればと、この試作と商品化を卒業研究テーマとして取り組み、第1段階の試作を完了しています。
この装置に関しては、その後強力なライバル特許が出現したために、その対応策を盛り込んだ特許を補強出願(優先権主張の出願)するための作業を重ねて、このたび出願しました(2004年10月)。今回の出願で、乳幼児の呼吸、目覚め、ハイハイ、排尿なども検出できかつ保護者と音声でやり取りできる内容を盛り込み、乳幼児のいろいろな状況を検知して保護者に知らせることができるものとなりました。
大手企業が類似特許を出願するということは、社会的なニーズが高いことを証明するものですが、今後商品化の可能性が高いと思われます。
なお出願にあたっては、井上特許商標事務所(山口市)の多大なご協力をいただいています。(2004年10月)
「独創性を拓く 先端技術大賞表彰制度」において特別賞を獲得
機械電気工学科4年兼重直樹君(2001年度入学)
「第18回独創性を拓く 先端技術大賞表彰制度」(フジサンケイビジネスアイ・日本工業新聞社主催、文部科学省・経済産業省他後援)において、機械電気工学科4年兼重直樹君(2001年度入学)が特別賞を獲得しました。
兼重君は3年次の創造製作におけるロボット競技で優勝しましたが、このときの製作時の思考過程についてまとめた「競い合いが育む創造の力」とのタイトルの論文で入賞を果たしました。兼重君はロボットのアイデアを練る段階で、アイデア重視か勝負重視かの選択の中で、勝負にこだわる方が実用性のある役に立つアイデアがでて、意欲も持てるということで勝負にこだわるロボットづくりを目指しました。
そして競技に勝つために、ロボットに必要な機能が何かを考えて、3つの機能が不可欠ということを見いだしました。そしてそれぞれ3つの機能を満たすメカニズムを、部品探しをしながら、また試行錯誤を重ねながら見つけ出し、それぞれ完成させていきました。兼重君のマシンは競技会において見事、2年連続となる優勝を果たしたわけですが、この成果を得る上で友人たちとの競い合いこそが、意欲と熱意の持続や創造力の発揮において重要であると分析しています。
兼重君の入賞は昨年度の幾度さんの入賞に続き2年連続で3回目の入賞となります。(2004年6月)
足マウスの特許が支援事業に選定され商品化試作を開始
専攻科1年兼行秀和君(1999年度入学)
兼行君はコンピュータの入力装置としてキーボードとともによく使われるマウスに関して、手の不自由な人が使える構造が簡単で安価な、これまでの足マウスにはない新しいタイプのマウスを考案しました。
手の不自由な人にとって足マウスは必要度の高いものですが、従来品は数万円もする高価なものでした。またこれまでのものは、足全体をマウスの上に載せて操作するために、細かな動きがしにくい上に、足の大きな筋肉や関節を動かすので、疲れやすい欠点がありました。
兼行君は4年生の時のクラブ活動の中で、足で操作するマウスの改良を考える中で、足全体を載せるのではなく、踵をつけて操作するとマウスの操作が非常に簡単にできることを見出しました。これであれば、これまでのように足全体を載せて操作するために必要な、さまざまな装置が不要になり、構造も簡単で当然安く製作できます。
安価で操作しやすい足マウスは、手の不自由な人にとっても役立つものになるだろうとのことで、このような構造の足マウスはこれまでに先行技術がないことを確かめて特許出願しました(出願は5年次)。兼行君は一昨年アイデア売買システムで既に出願経験があり、これで2つ目の出願となります。
この足用マウスは実用性があり、また福祉のためにも役立つとの観点から、平成16年度の周南地域地場産業振興センターの「ものづくり支援事業」に選定され、センターの支援を受けながら商品化のための試作を行うこととなりました。学生特許の中で、商品化を前提とした支援を受けるのは初めてであり、実用化に最も近い作品となります。(2004年6月)
学生初の特許査定を「ピッキング防止シリンダー錠と鍵」で
ME3年大野充孝君(2002年入学)
平成14年度に実施されたプレパテントコンテストにおいて特許化候補作品に選ばれ、平成15年3月に特許出願したME3年大野充孝君の「ピッキング防止シリンダー錠と鍵」(正式名称「鍵とシリンダー錠とロックシステム」特願2003-95006)が平成16年4月20日付けで特許査定となりました。本校の学生諸君が取り組んでいる特許出願の中で、初めての特許査定であり正式に特許として認められた事になります。
大野君は1年生の時にアイデアを出したわけですから、特許査定までおよそ1年半かかっていますが、通常よりはかなり早い速度で特許を得たことになります。審査請求の段階で2度の拒絶理由通知がくるなど、苦労した面もありますが、内容的には大野君のアイデアがそのまま認められたと思われます。
ピッキング防止はセキュリティの分野で重要なものであり、大野君のアイデアは簡単な構造でピッキング防止に有効であると思われますので、企業での実用化も期待できると思われます。今後は企業での採用を働きかけていくことになります。(2004年4月)
「第5回理工系学生科学技術論文コンクール」において努力賞
ME1年(2003年度入学) 高瀬善康君
「第5回理工系学生科学技術論文コンクール」(日刊工業新聞社主催、文部科学省他後援)において機械電気工学科1年(2003年度入学)の高瀬善康君が努力賞に入賞しました。全国レベルの大きなコンクールでの1年生の入賞は高瀬君が初めてですが、高瀬君の入賞により、「理工系学生科学技術論文コンクール」では、本校学生が4年連続の入賞をしたことになります。
高瀬君は1年の創造演習で取り組んだ内容をまとめて「自然に学んで技術の飛躍を」とのタイトルで応募しました。最速のものの形状について高瀬君は、先端は鋭く、表面はなめらかなものとの考えを持っていましたが、最速の鳥ハヤブサのくちばしが必ずしも鋭くなく、丸みを帯びているのは、新幹線の抵抗において先頭・後尾の抵抗が1割程度でしかないことから、理にかなったものであることを知りました。
また新幹線の抵抗において重要なパンタグラフにおいては、騒音、抵抗の軽減のために、フクロウの羽からヒントを得て、小さな突起をあえて付けていることも、なめらかさが必ずしも抵抗軽減にならないという点で、高瀬君の常識を覆すものであったと述べています。そして技術が新たな課題に直面したときには、自然に学ぶことが重要としています。
新たな展開を必要としている日本の技術のあり方についての、一つの行き方を示した点がコンクールの「科学技術と日本の将来」とのメインタイトルにふさわしいものと評価されたのだと思います。機械電気工学科の学生はそれぞれ自分のテーマを持って、調査検討としていますが、そのような点で誰でもコンクール入賞の可能性を持っていると思います。(2004年2月)
「高齢者への個別販売と安否確認サービス」のビジネスプランを公開
ME1999年度入学 渋谷誠司君・神保英敏君・末冨真祐美さん・高橋幸祐君
今年から開講されている「ベンチャービジネス論」(講師:井上浩弁理士)で、渋谷君たちはビジネスプランとして「高齢者への個別販売と安否確認サービス」を提案しました。そして授業で、コンセプト、顧客分析、競合分析、マーケィテング戦略などの項目について学びながら、プランを作り上げてきました。このサービスの内容は、高齢者だけで生活する世帯において、日常的に不便な買い物を自宅まで出向いて販売することで手助けし、さらにその際に安否確認、たとえば病気や怪我をしていないか、持病がある人には症状は悪化していないかなどを確認し、その情報を離れて生活している身内に伝えるサービスを行おうというものです。このサービスでは販売がなくても安否確認だけでもできるようにしており、さらに緊急時の連絡も行うこととなっており、遠方で高齢者を気遣いながら生活する身内にとっても、心強いサービスが得られるものです。
渋谷君たちはこのサービスが田舎で暮らす高齢者にとって役立つものになると考え、自分達は進学、就職で事業化が困難であるので、これを公開し実際に事業化されることを望んでいます。事業化に際しては、このサービスが高齢者宅に出入りする機会が増えることで、信用を得られることが極めて大事なことから、行政機関と連携することが望ましいと考えています。福祉の充実を考える行政機関、商機の拡大を考える商店、介護サービス機関などで検討されるとよいとしています。
またこのサービスは高齢者と高齢者と離れて暮らす身内とのつながりを増すものとなり、福祉充実を考える行政機関にとっても、望ましい方向に進める手段の一つになりうるものと考えられます。このアイデアを採用いただける場合には、こちらにご一報いただければ、学生達にとっても励みになりますので、よろしくお願いいたします。(2004年1月)
「キャンパスベンチャーグランプリCHUGOKU」
環境福祉部門 奨励賞 ME2001年度入学 原田秀彰君
情報通信部門 佳作 ME1999年度入学 片山孟君(他2名)
「キャンパスベンチャーグランプリCHUGOKU」(CVGC実行委員会主催、中国経済産業局他後援)において、環境福祉部門の奨励賞にME2001年度入学 原田秀彰君が提案した「CFRPコイルスプリングを使用した軽量な自動車用サスペンションの販売」、情報通信部門の佳作にME1999年度入学 片山孟君、兼行秀和君、有熊威君が提案した「インターネットを用いたアイデア売買」が選ばれました。
原田君は創造演習のテーマとして、自動車の軽量化のためにCFRP(炭素繊維)をスプリングに用いることを考え、強度計算を行ってCFRP製スプリングを設計してみたところ、従来の鋼製のスプリングに比較して半分以下の重量になることを確認しました。この設計をもとに自動車用CFRP製スプリングを製作・販売するベンチャーを起こすことを提案しました。単なるアイデアにとどまらず、3年生ながら独力で強度計算を実行し、計算上でCFRP製スプリングの可能性を確認した上で、用途は異なるものの実際にCFRP製スプリングを試作している企業とのコンタクトもした上での提案で、発想力、意欲、実行力を評価されたものと思われます。
片山君が中心となって提案したアイデアは、昨年度に特許出願したもので、実際に資金が得られればインターネット上でアイデア売買のシステムを稼動させるというものです。アイデアは一度公開すればその価値を失うという取り扱いの難しさがありますが、それを福袋形式を採用することで乗り越えようとするものです。弁理士事務所でも評価されていますが、今回のグランプリでもその斬新な発想と実行可能性が評価されたものと思われます。(2003年12月)
目覚まし時計に関する特許出願
ME3年 幾度明菜さん
幾度明菜さんは2年の創造製作の時間に誰でも確実に起きなければならない目覚し時計を作ろうと考え、いろいろアイデアを考える中で、敷布団をたたんでしまいもはや寝られない状況にしないとアラームが止まらないという、究極的な目覚し時計を考案しました。
そしてその考案した目覚し時計「Give Me Light」のための基板やプログラムを苦労しながら作成し、目覚し時計を作り上げましたが、このアイデアを練り上げる過程でのコツやアイデアを人に認めてもらう上で、実際に試作品を作ってみることの重要性についての考えを「Give Me Light ! アイデアの実現を目指して」という論文にまとめて「先端技術大賞表彰制度」に応募して特別賞に入賞しました。
この表彰式のあった7月10日には、この目覚し時計の内容を含んだ論文が冊子として公表されることになり、同時にアイデアが公知となり特許出願ができないということで、入賞が決まってから大急ぎで作業を進め、表彰式前日に山口の井上弁理士さんのご尽力で出願できました。(2003年7月)
詰め替え容器に関する特許出願
ME4年 藤井 健君
藤井君は山口の井上弁理士さんの特別講義の中で行われた課題を通して、プラスチック容器を使い捨てするのではなく、内容物を補充して、容器を再度使うための「詰め替え容器」の改良に着目しました。これまでの詰め替え容器では、うまく容器の中に注ぎ口が入らなかったり、注ぎ口が急に開いて中身がこぼれたり、あるいは詰め替え容器の内容が多く、一度に移せなかった時に保管がしにくいなど、いくつも問題があると考えました。
そこで藤井君は製造が容易な形状でかつ使用時にしっかりした注ぎ口となるものとして、使わないときには平らで、使う時には菱形になる注ぎ口を考えました。また注ぎ口を容器に差し込んだ状態で、注ぎ口が開封できるようにチャックの利用を考え出しました。このような注ぎ口をもつ詰め替え容器は、注ぎ口をしっかり容器の中に差し込み、その状態で注ぎ口を開くことが可能です。そしてチャックによって、残りの内容物を保管することも容易というように、これまでの詰め替え容器の欠点を見事に解決しています。この形状の詰め替え容器の先行専攻技術がないことを確かめて出願しました。
この実用性の高い特許については今後企業にその利用の働きかけを行っていく予定です。
(2003年6月出願)
走行ボードに関する特許出願
ME4年 谷村鉄平君
谷村君は3年次の創造演習で省エネルギー・環境問題に関する発明をすることを目標として活動を行い、その中で自転車のように気軽に乗れて、しかも自転車よりももっと携帯性に優れた乗り物を考えた結果、ペダル式の走行ボードができればよいと思いつきました。そしてその結果をプレパテントコンテスト(特許庁・文部科学省主催、発明協会実施)に提出したところ、特許化候補作品に選ばれました。
本年1月から特許化のために、細部にわたる設計を行い、山口の井上弁理士さんの援助のもと構成図や明細書作成の作業を行って3月に出願を果たしました。その後部品の加工、組立作業を続けて、ほぼ試作品が出来上がったところです。試作品を作成して公開する目標であったため、公開が少し遅れました。
今後はさらに改良を加えて、実際の商品化を目指す予定です。
なお谷村君はこのような経験をなども踏まえ、「第4回理工系学生科学技術論文コンクール」に論文を提出して、努力賞に入賞しております。(2003年3月出願)
「独創性を拓く 先端技術大賞表彰制度」において特別賞に入賞
ME3年 幾度明菜さん
日本工業新聞社主催、文部科学省他後援の「第17回独創性を拓く 先端技術大賞表彰制度」において機械電気工学科3年の幾度明菜さんが日本工業新聞創刊70周年特別賞に入賞しました。
幾度さんは2年次の創造製作の時間に自分があたためていたアイデアを具体化し、それを自分の力で作り上げました。そのアイデアを思いついた時から、アイデアを具体的なものに練り上げる過程や、その考案されたものを作り上げることの重要性を論文にまとめて投稿したわけですが、実践を踏まえたその考えが評価されたものと思われます。ただしアイデアそのものは、幾度さんがこれを特許出願する予定であるので現段階では明らかにできません。7月には出願される予定です。
幾度さんが応募した「先端技術大賞表彰制度」は大変レベルの高いコンクールで、5名の入賞者は高専3年生の幾度さんを除けばすべて大学院博士課程在籍者か修了者です。幾度さんの入賞は、高専生が自由な発想やものづくりで自分の力を発揮すれば、大学院博士課程の人達の仕事に引けをとらないポテンシャルを有することを認められたのだと思われます。高専制度は学生の創造的な能力を引き出す上で、高校+大学形教育よりも優れたものであることが、ここでも明らかだと思われます。
幾度さんの入賞は2000年度の浅本くんの入賞に続くものです。(2003年6月)
ピッキング防止のシリンダー錠に関する特許出願
ME2年 大野充孝君
大野君は現在ピッキングなどで被害例が大幅に増加しているシリンダー錠に改良を加えてピッキングが防止可能なシリンダー錠の構造を考案しました。ピッキングは針金などを差し込んでピンを移動させて鍵を開けてしまうものですが、大野君は鍵と錠の両方に改良を加えて、ピッキングが非常にやりにくいシリンダー錠を考え出しました。この発明は従来のシリンダー錠の構造を大きく変えずに、ピッキングを防止できる点に特徴があります。
この作品は昨年10月に行われたプレパテントコンテスト(特許庁・文部科学省主催、発明協会実施)に出品され、先行技術調査で前例がないと判断され、かつ審査委員会で優秀と認めら、特許化候補作品として選ばれたものです。
従ってこの作品は大野君が1年の時のものでありますが、1年でこのような構造を理解し、かつ新たなアイデアを発想できるのは、大変柔軟な頭脳の持ち主と思われます。 その後図面を自力で書き上げ、特許明細書の書き方を山口の井上弁理士に指導を受けて出願しました。(2003年3月)
「第4回理工系学生科学技術論文コンクール」で努力賞
ME3年 谷村鉄平君
日刊工業新聞社主催、文部科学省他後援の「第4回理工系学生科学技術論文コンクール」において機械電気工学科3年の谷村鉄平君が努力賞(賞金10万円)に入賞しました。
谷村君は従来の創造活動ではアイデアを評価する段階で、広い知識と経験が必要であったりさらにアイデアにとって重要な自由さ、不完全さを失うという欠点を有しているとして新たなアイデア発想方法を提案しています。
谷村君は自分自身が2年生の創造演習で自転車の改良をテーマとして取り組んだ際に、あるアイデアを発想し、その評価が不完全である状態であるもののそれを実際に製作してみて、別の新たなアイデアに到達した経験を踏まえて、不完全さを含むアイデアでも実際に実験、製作などで実際に試す事により新たな価値が生まれる可能性があることを述べました。
そして自分の提案する発想方法が昨年度ノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんの創造活動と一致することを指摘しました。
谷村君は14年度のプレパテントコンテスト(特許庁、文部科学省主催)でも3年生の創造演習で課題とした乗り物のアイデアを提出して、優秀と認められ特許化対象作品にも選ばれるなど、アイデア発想に積極的に取り組んでおり、実体験を踏まえた発想が評価されたものと思われます。
理工系学生科学技術論文コンクールでは本校はこれで3年連続入賞しており、創造演習を中心とした創造教育が高専学生の能力を飛躍的に引き出し、多数の大学生の力を超えることを実証していると思われます。
(2003年1月)
キャンパスベンチャーグランプリCYUGOKUの環境福祉部門で優秀賞
ME3年 浮津弘康君
「キャップ除去装置」で本年9月に特許出願した機械電気工学科3年の浮津弘康君は、その出願した装置を使ったベンチャーを考えるアイデアを第1回キャンパスベンチャーグランプリCYUGOKUに提出し、1次審査を通過して12月9日の第2次審査
ヒヤリングの結果、見事に環境福祉部門での優秀賞(賞金20万円)を獲得しました。
2次審査に残った20人の中で18歳以下は浮津君だけで、残りは全員大学生という中で勝ち取った価値ある入賞です。来年2月に表彰式が行われる予定となっています。
浮津君は1年次にペットボトルのリサイクルに関心を持ち、創造演習の課題として取り組みました。その調査研究の過程で自治体の分別場では、ペットボトルのキャップが作業者の手ではずされていることを知り、動力利用の必要性を感じ、2年生の創造製作でキャップ除去装置を考案、製作しました。そして特許セミナーや特許特別講義を受講するなどして、特許に関する知識を身に付け、自分の作った装置には類似のものがないことを電子特許図書館で確認して、特許出願しました。
また2年次の創造演習では、山口県で生まれたベンチャー企業としてのユニクロを中心としたベンチャー企業に関する調査を行い、ベンチャーに対する知識を深めました。また本年3月に本校卒業生を招いて開催したベンチャーに関する懇談会にも出席して、ベンチャーをどのようにすれば起こせるかということも学び、自分の特許を活かしたアイデアを今回のグランプリに提出した次第です。
浮津君は本校の創造演習、創造製作、工業所有権教育をフル活用して、次々と成果をあげているわけですが、本校の学生であれば浮津君のような自発的な意欲があれば、このような成果を上げることは十分可能と考えられます。(2002年12月)
「リニア駆動のオブジェ」で学会特別賞受賞
ME3年 園田春菜さん
1年生から切れ目無く発想する機会を持つ機械電気工学科の学生が、2、3年生でユニークな発想を得る場合が多くなってきています。
機械電気工学科3年の園田春菜さんは2年次の創造製作の時間に作成した「リニア駆動のオブジェ」(作品名:がんばれ輪っかゾー2002)を「エネルギー利用作品コンテスト」(日本産業教育学会主催、文部科学省他後援)に出品して学会特別賞を受賞しました。
園田さんは金属製の輪を移動させる手段としてリニアモーターの原理を採用し、輪の動きをプログラムで制御するというユニークなオブジェの製作に挑戦し、コイル巻きに苦労しながら作品を完成させています。全国レベルの本コンテストで本校は3年連続の入賞となります。またこの作品は「全国産業教育フェア」、「創造ものづくり教育フェア」で続いて展示されることになっています。(2002年10月)
リサイクルに関する特許出願
ME3年 浮津弘康君
創造教育と工業所有権教育が結びついた教育を履修する中で、学生諸君の特許出願の可能性が高まっていますが、機械電気工学科3年の浮津弘康君はペットボトルの「キャ ップ除去装置」に関する特許を出願しました。
浮津君は1年次からペットボトルのリサイクルに関心を持ち、創造演習のテーマで取り組みました。この創造演習の作品はこのページでも紹介したように、「日本環境化学会松居賞」の奨励賞を受賞したものです。 この演習での調査の結果、ペットボトルのキャップを取り除く作業が人の手で行なわれていて、大変な労力がかかっていることが分かりました。そこで浮津君はリサイクルを進める必要があるとの観点から、キャップの除去装置が必要ということで、装置を発案し2年次の創造製作の時間に自作しました。この作品は創造製作大賞を受賞しています。
さらに浮津君はこれまでの工業所有権に関するセミナーや特別講義でえた知識を活かして、先行技術調査を行い、類似の製品がないことを確かめ、特許文書に挑戦し、このたびの出願となりました。
創造演習で課題を見つけ出し、その改題の技術的な解決策を考案して、それを創造製作で試作して構造や性能を確認して、それを特許出願する。これは創造教育をフルに活用して、その成果を特許化するという、モデル的な例と考えられます。高専生はこのように自力で特許出願が可能であり、特許は現在の産業界で不可欠なものですから、高専生にとって特許出願は大きな力になると思われます。(2002年9月)
ビジネスモデルに関する特許出願
ME4年 片山孟君、ME4年 兼行秀和君、IE4年 有熊威君
現代文化研究同好会は「学生時代に特許を取得」を目指して、アイデアを生み出す活動を続けてきています。そのような中からネットを活用したビジネスモデルのアイデアが出され、このアイデアを山口の井上弁理士さんが始められている「21世紀のエジソンを山口から」プランに応募しました。その結果有望なアイデアと認めていただき、井上弁理士さんの手で特許文書を作成いただき出願していただきました。これは徳山高専の学生が出願した第2号の特許と言うことになります。
徳山高専の創造教育や現在取り組んでいる工業所有権に関する実験協力校活動などの成果と思われます。特許は現在の産業界が最も求めているものであり、これからの日本社会の発展にとって不可欠な要素と思われます。創造教育と工業所有権教育によって徳山高専からは、学生による特許出願が続くものと思われます。高専の教育目標として特許取得は最適な目標であると同時に、高専教育を特徴づけるものとなると思われます。(2002年7月)
「第3回理工系学生科学技術論文コンクール」で努力賞
ME2年 村中貴志君
日刊工業新聞社主催、文部科学省他後援の「第3回理工系学生科学技術論文コンクール」において機械電気工学科2年の村中貴志君が努力賞(賞金10万円)に入賞しました。
村中君は、現在の日本の数少ない得意な産業技術である携帯電話がさらに発展を遂げるためには、消費者の要望、提案を積極的に取り入れることが必要であることを述べています。そしてこれまでの携帯電話の発展経過や最近の状況をふまえて、新たな携帯電話の利用方法についての自分自身のアイデアを述べました。
新たなアイデアを盛り込んだ村中君の「消費者の要望、提案が産業の未来を開く」
という論文における提案が評価されたのだと思われます。
第2回に竹村君が優秀賞を獲得しましたが、それに続く入賞です。高専生の思考力、発想力が優れていることを実感するとともに、これを伸ばしていく環境を作れば徳山高専から社会に影響を与えるアイデア学生が生まれてくると思われます。
(2001年12月)
「エネルギー利用」工夫作品コンテストにおいて学会特別賞を受賞
ME3年 篠原万歩さん
日本産業技術教育学会主催、文部科学省他後援の「エネルギー利用」工夫作品コンテストで機械電気工学科3年の篠原万歩さんが2年次の創造製作で作った陸六(6足歩行ロボット)で学会特別賞に選ばれました。
篠原さんは1年の創造演習で「多足歩行について」調査し、昆虫に多い6足歩行の安定性ある歩行の可能性に着目しました。そして2年次の創造演習では実際に作られた各種ロボットの調査を行い、それらの情報を参考に6足歩行ロボットを創造製作の時間に製作しました。
このロボットのメカニズムはボートのオールの動きをヒントにしたもので、モーター一つで6本の足を動かすものです。大変工夫されたものという点が評価され学内の発表会でも大賞を得たものでした。篠原さんは3年次にも創造演習で多足歩行の調査を進め、さらに技術レベルの高い多足歩行ロボットを創造製作の時間に作ろうとしています。(2001年10月)
「日本環境化学会松居賞」において奨励賞受賞
ME2年 浮津弘康君
日本環境化学会が主催する「日本環境化学会松居賞」へ機械電気工学科2年の浮津弘康君が1年次の創造演習で取り組んだ「ペットボトル再利用法」を応募したところ、奨励賞を受賞しました。浮津君は環境問題の一つとして身近なペットボトルがどのようにリサイクルされ、どこに課題があるのかを知るために、近所の方に協力していただいてペットボトルのリサイクルや再利用法のアンケートを実施したり、ペットボトルの行方を確認するために徳山市の中間処理施設、北九州市の再処理工場を訪ねて調査をするなど、実地に確かめながら独力で調査研究を行い、それをホームページにまとめました。その意欲的で実地に確認しながら取り組む態度、その内容が評価されたものと思われます。(2001年7月)
「デジクリアワード2000」で佳作に入賞
ME2年 片山孟、赤松武君
旺文社主催、ソニー協賛の「デジクリアワード2000」において、パソコン部門のホームページの部でME2年 片山孟、赤松武君の両君は、1年次の創造演習の時間に作成した『磁石・磁気・磁界の利用』、 『ガンのメカニズムについて』というタイトルのホームページによって佳作に入賞しました。
いずれも自分の興味あることがらをよく調査、研究し分かりやすく表現した作品です。全体で5000人以上の応募の中での入賞で大変価値あるものと思われます。
何に興味を持つかということも大切であるし、それをしっかり追求して分かりやすく表現することが、これからは大変重要になってくると思われます。もっとたくさんの学生がこのような対外的コンテストにチャレンジすることを勧めます。(2001年2月)
「第2回理工系学生科学技術論文コンクール」で優秀賞
ME3年 竹村大輔君
日刊工業新聞社主催、文部科学省他後援の「第2回理工系学生科学技術論文コンクール」において機械電気工学科3年の竹村大輔君が最優秀賞に次ぐ優秀賞(賞金20万円)を獲得しました。高専生の入賞者は竹村君のみでその他は全員大学生です。
竹村君は3年の創造演習で「飛行機の飛ぶまで」というタイトルで調査・研究し、飛行機の製作過程における創意工夫の大切さを知りました。そしてそれをベースに「21世紀の技術者を育てるには」というタイトルで、これからの技術者教育には自らが発想することの楽しさを体験することが重要であることを、体験を踏まえて述べています。
今回の入賞を含め、機械電気工学科で取り組んでいる低学年からの創造教育の重要性や効果が示されていると思われます。今回竹村君を含め5名が論文を提出しましたが、いずれも力作で、今後もこのような入賞の可能性があると思われます。(2001年2月)
「環境大臣コンテスト」特別賞
ME1年 藤井健太郎君
「環境大臣コンテスト」(福岡工業大学主催)は、「もしも自分が“環境大臣”だったら何をしたいか」というテーマに対する提言、アイデアを募集するものでしたが、機械電気工学科1年藤井健太郎君は見事に特別賞(副賞2万円分図書券)に入賞しました。
日頃から社会的な出来事に関心を持ち、成果を発表する機会は多数ありますから、積極的に応募していけばどの学年でも成果が得られると思われます。(2000年10月)
「技術教育創造の世界 エネルギー変換工夫作品コンテスト」
日本産業技術教育学会会長賞 ME3年 小川貴史・藤岡宏平君
日本産業技術教育学会奨励賞 ME3年 岩崎亨・伯野大輔君
日本産業技術教育学会が主催の「技術教育創造の世界 エネルギー変換工夫作品コンテスト」に本校機械電気工学科の昨年度の2年生が創造製作の時間に製作した作品が入賞しました。入賞した作品はME3年の小川貴史・藤岡宏平の両君が製作した「肺活量測定機」が日本産業技術教育学会会長賞に、さらにME3年 岩崎亨・伯野大輔の両君が製作した「大回転1号」(水車)は日本産業技術教育学会奨励賞に入賞しました。
「肺活量測定機」は息で小さなプロペラを回して発電し、その発電量に応じたランプを点灯して肺活量を計る装置です。また「大回転1号」はハブダイナモ(株式会社シマノから提供頂きました)を使って水車で発電をするものです。
さらにエネルギ変換に関するアイディア作品を多数製作して出品した徳山高専に日本産業技術教育学会特別賞が授与されます。やはりユニークなアイディアを持つものが選ばれていると思われます。(2000年10月)
「2000年独創性を拓く 先端技術学生論文コンクール」で入賞
ME3年 浅本 誠君
機械電気工学科3年の浅本 誠君は「’99先端技術学生論文コンクール」(日本工業新聞社主催、文部省他後援)に応募し見事に努力賞(副賞10万円)に入賞しました。入賞者は浅本君以外は大学院博士課程4名、修士課程4名(東京大学3名、名古屋大学2名、大阪府立大学・千葉大学・東京工業大学各1名)という難関を突破しての入賞で、特に高専の2年生(現在3年生)での入賞ということは徳山高専生が低学年から考える力やその成果を着実に積み上げてきていることを示すものです。
浅本君は創造演習で「アイデアが生まれる理由」(1年)、「 ”おやじさん” と呼ばれた人々 」(2年)といずれも創造力を身につけるにはどうしたらよいかということを追求してきており、今回それらをまとめ「21世紀の技術者に必要なもの」という論文にまとめました。
「2000年独創性を拓く 先端技術学生論文 入賞論文」
7月4日にアルカディア市ヶ谷(東京)で行われた表彰式で、審査員長の講評(柳田東京大学名誉教授)の中で浅本君の論文は優れたものとして3番目に紹介されました。審査委員会でも高い評価をいただいたものと思われます。
創造演習のテーマを選ぶときに、テーマの選び方や継続性が大切なことが分かります。(2000年5月)
公開鍵暗号方式の錠で特許出願
2000年3月ME卒業岡本健さん
1年次からユニークな創造活動(創造演習、創造製作、学内ロボコンなど)を続けてきた岡本健さんは3年次の創造演習で「鍵と錠」というテーマで取り組み、鍵・錠の構造に興味を持ちました。そしてネットワークセキュリティーの上で重要な公開鍵暗号方式について知り、これを実際の鍵と錠の構造にできないかと考え、これを自己提案形卒業研究のテーマとして取り上げました。種々な構造を検討し、設計、試作をした上で、機能的に目的にかなうことを確認の後、自力で特許出願をし受理されました。
高専生が興味や関心を持ったことを創造演習や創造製作などを通して追求していけば、特許まで可能であることを示すものです。現代文化研究同好会では、「学生時代に特許を取得」を目標に活動を続けています。諸君も特許出願を目標に頑張りましょう。(2000年3月)
「第1回理工系科学技術論文コンクール」で徳山高専生2名が最終審査まで残る
ME5年中山孝浩君、ME4年古河和城君
日刊工業新聞社主催、科学技術庁後援の「第1回理工系学生科学技術論文コンクール」には全国の大学・高専から87編の論文が寄せられ(高専からは徳山高専からの6編のみ)、入賞4編に対して本校のME5年中山孝浩君(4年次)、ME4年古河和城君(3年次)の2名は最終審査16編に入り、入賞作品を掲載した冊子に論文が掲載されました。
締め切りまで1週間という短い時間に”科学技術と日本の将来”というテーマで論文を書き上げることができるということは、徳山高専生の創造活動による蓄積が行われ、思考力、発想力ともに高まっていることを示すものと思われます。(2000年1月)
「チャレンジ21」(奨励金付論文募集)で入賞
ME4年 古河和城君
機械電気工学科4年の古河和城君は日本育英会主催の奨励金付き論文募集「チャレンジ21」(テーマ:地球環境)に応募して、見事に入賞を果たしました。高専生としては唯一の入賞者です。古河君は1年時の創造演習の作品を本校図書館の感想文コンクールに応募して入賞しており、それに続く成果です。(1999年9月)
創造活動についての成果があれば
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