学生特許商品化してくださる企業募集します 

●「若者が元気になれば日本も元気になる」私たちはそう考えます。
 イチローや松井の元気が日本人を元気にします。
 科学技術や産業の世界でも若者が元気になれば、日本は元気になると思います。
 今日本で必要なこと。それは科学や技術の好きな若者をたくさん育てることと思います。
●高専ってどんな学校? 高専を知らない人も「ロボコン」はよく知っています。
 技術の好きな若者が、夢中で取り組む姿に魅力があるのでしょう。
 映画「ロボコン」にも技術好きな高専生が、徳山高専生がたくさん登場します。
●徳山高専機械電気工学科は高専生の自由な発想を引き出す教育に取り組んでいます。
 その結果アイデアを考えることが好き、ものづくりが好きな学生がたくさん育っています。
 そして全国レベルのコンクールで、たくさんの学生が入賞しています。
 徳山高専生が連続入賞するのは何故だと不思議がられています。
●創造教育の上に特許教育を加えたところ、学生のアイデアが特許として次々と出願されています。
 これまでに31件出願され、15件が特許権を取得しています。これだけの出願件数は日本でも珍しいと思われます。
 学生たちのアイデアは、生活の中での不便さや社会のニーズに応えるもので、商品化も可能な内容です。
●学生たちは世の中が便利になれば、社会に役立つことができればと願って特許出願しています。
 アイデアは実際に活用されてはじめて価値を生みます。
 高専生の新鮮でユニークなアイデアが活用されるように、企業の皆さんのご協力をお願いします。
下記の学生特許の中で、興味を持って頂ける内容があれば是非ご一報をお願いします。
 出願書類や説明資料をお送りします。
●学生特許推進に関しては、特許庁の「産業財産権標準テキストの有効活用に関する実験協力校」の指定を平成13年から20年度までの間に7回受けて、援助頂きました。
●なおこれらの出願に関しては井上特許商標事務所(山口市)の多大なるご協力をいただいております。
この件に関する連絡先:
徳山高専機械電気工学科 藤本 浩 
TEL:0834−29−6373(ダイヤルイン) 
徳山高専名誉教授 門脇 重道
TEL:0834−29−6373(藤本研究室:ダイヤルイン)
     
学 生 特 許  写 真 ま た は 図 
垂れない醤油注し (特許査定)

 健康によいとされる和食が世界で見直されていますが、この和食を美味しくきれいにいただく上で、醤油注しから醤油が垂れるのは手や食卓を汚してしまうという点で、是非とも改良したいところです。本アイデアは、醤油が垂れるのを防ぐために、醤油を注いだ後に醤油の注ぎ口に残る醤油を残さないようにするために、管路の中に封入された球の動きで負圧を作るようになっています。
 醤油注しを醤油を注ぐために傾けると、球は管路の先端に移動し、注ぎ終わって醤油注しを元の垂直な位置に戻すと、球は管路の傾斜に沿って後端に向かって移動します。この移動によって管路の中に負圧が作られ、その負圧が注ぎ口に作用して、注ぎ口に残っていた醤油を、容器の中に引き込みます。
 このようにして醤油注しの注ぎ口には醤油が残ることはなく、醤油が垂れることはありません。こうして和食を美味しくかつきれいにいただくことが可能になるのです。
 本作品は2008年度のパテントコンテストにおいて、高専唯一の入賞作品に選ばれましたし、同時に工業所有権情報・研修館理事長賞を獲得しています。また2009年度のキャンパスベンチャーグランプリCHUGOKUでグランプリを獲得するなど、高い評価を受けています。
 なお本作品は平成21年の周南地域地場産業振興センタのものづくり支援事業選ばれて、試作、実験が行われています。

発明者: 機械電気工学科2006年度入学 森岡 佑太 君
出願番号:特願2009―86333
体の不自由な人のリモコン操作を助ける装置 (特許査定)

 身体に障害のある方々は、自分が身近に接している家電製品の操作においても、家電製品の動きを指示するリモコンの操作が複雑であるために、他人の助力を得る必要がある場合が多く存在します。身体障害者の方々も、動かしやすい部位を使った簡単な操作なら可能ですから、そのためには、簡単な操作でリモコンの操作を補助できるものがあれば、身体障害者の方々も他人に頼らずに、家電の操作ができることになります。
 本アイデアでは、身体障害のある方が顎又は頬でスイッチを操作することで、表示板の複数の表示を選択、決定すると、それに対応したリモコンのボタンを、装置付属のロボットアームが押して、家電を操作するというものです。またロボットアームの動きと、複数の表示との関連は、介助者があらかじめ設定することができるので、いろいろな家電装置のリモコンに対応できるものです。
 本アイデアは、すでに試作も完了し、機能の確認も終わっていますので、実際の製品が提供されれば、身体障害者の方々や介助の方々にとっても便利なものになると思われます。

発明者: 機械電気工学科2002年度入学 佐伯 貴紘 君
出願番号:特願2009―64442
生徒にも先生にもやさしい黒板拭きクリーナ (特許査定)

 これまでの黒板拭きクリーナは、吸引部と真空装置が一体で作られていて、かつコンパクトにするために、真空装置がむき出しになり大きな騒音を出すために、黒板拭きクリーナを使うと授業が中断されていました。これは授業に集中している生徒の集中力を低下させ、生徒にも先生にも優しいものではありませんでした。
 そこで本発明は、黒板拭きクリーナの騒音を抑えるために、真空装置は防音箱の中に納め、かつ真空装置を床面近くに置くことで、騒音の影響が及びにくくします。そして黒板拭きをクリーニングする吸引部は、黒板の側部に設けることで、先生は黒板拭きをクリーニングしながらも、生徒に話しかけることができるようにします。
 こうすることで、クリーナを動かしても静かであり、かつ先生は動作の上でも授業を続けることができるために、黒板拭きのクリーニング作業で授業を中断することもない本発明は、生徒にも先生にも優しい黒板拭きクリーナといえます。
 本装置の試作品を使った騒音実験を行い、吸引部から4mの位置で、従来のクリーナが72デシベルであるのに対して、本発明では60デシベルに低下させることができることを確認していて、静かな状況で授業ができることが分かっています。授業が騒音で妨げられず、授業の効率を高めることのでる本発明が、学校で多く採用されることが期待されます。
 本発明は平成20年の周南地域地場産業振興センタのものづくり支援事業選ばれて、試作、実験が行われました。 説明

発明者: 機械電気工学科2004年度入学 林 公平 君
出願番号:特願2008―124955
衝突しても安全性の高い自動車 (特許査定)

 交通事故の中で最も死傷者の多いのは、自動車運転中の事故であり、その中でも自動車どうしの正面衝突や出会い頭衝突が最も多いのです。エアバッグやシートベルトなどの安全装備が進んでも、なかなか減少しない自動車事故による死傷者数を劇的に改善するには、これまでの常識を思い切って改めないといけないと考える中で、本アイデアは生まれました。
 そして操縦に必要な映像をカメラで得ることができれば、操縦席の配置はどのような向きであってもよいと考えた次第です。そしてこれまでであれば、衝突時に運転者は何もない前方に投げ出されて、ダッシュボードなどに激突して死傷していましたが、運転席を逆さまにすれば、衝突時には運転者の体はシートで支えることになり、衝突の衝撃を吸収しやすくなります。その上に衝突時には車の前方が押しつぶされやすく、その点でも前向きの運転席では、運転手が死傷されやすいことになるわけですが、逆さまシートでは、運転手の体は潰されやすい空間にはなく、堅牢なシートに遮られた後ろにあって、その点での損害も防ぎやすくなります。
 またこのような構造の自動車では、運転手の姿勢に自由度が高く、身体障害者の人でも、自分が座りやすい姿勢に合わせてモニターを設置できるという点から、このような人にも運転しやすい自動車を提供できます。さらにカメラを自由に設けることができるので、前方の映像だけでなく、左右、後方などの周囲の様子をモニターに映し出して運転できるのも、運転の安全性を高めるものです。このように本アイデアは、運転姿勢に自由度を与え、運転に必要な映像を多用に活用できる、安全性の高い自動車を提供するものです。
 このアイデアは2007年度キャンパスベンチャーグランプリCHUGOKUに入賞しており、ダ・ヴィンチも思いつかないアイデアと高い評価を受けています。
 

発明者: 機械電気工学科2003年度入学 山本 雄太 君
出願番号:特願2007−109007
体のどこででも動かせるマウス (特許査定)

 コンピュータの入力装置であるマウスは、普通は手で動かしますが、キーボードを操作してマウスを動かすには、手の移動が必要になり、不便な点でもあります。そこで手以外で動かすマウスが考案されていますが、足で操作するなど、体の特定の場所を使うことが前提になっています。
 本アイデアは、体のどの部分ででも動かせるというのが特徴で、小さな突起を有する圧力検出部を体の任意に場所、たとえば手首、頭、背中、ヒザ、足の裏などにマジックテープなどで固定し、突起を体以外の机や床、背もたれなどに押しつけながら動かしたい方向に傾ければ、カーソルが動かせるというものです。
 このような構造を持つゆえに、キーボード操作に邪魔にならない部分に取り付ければ、わざわざキーボードからマウスに持ち替える必要もなく、効率的な操作が可能です。
 また体の障害のあるい人にとっても、自分が動かしやすい場所が使えるという点で、これらの人たちにも便利な入力装置になります。
 なおクリックボタンもマジックテープなどで任意の場所に取り付け可能ですから、圧力検出部の左右など、自分の動かしやすい場所でクリック操作もできます。
 このアイデアは2005年度のパテントコンテスト入賞作品であり、2006年度キャンパスベンチャーグランプリCHUGOKUの優秀賞も獲得しています。 説明

発明者: 機械電気工学科1999年度入学 兼行 秀和 君
出願番号:特願2006−1127701
錠に触れることのできない自転車用の安全なカギ (特許査定)

 自転車は日常生活の足を支える機械として多く利用されていますが、同時に盗難の多さが問題になっています。自転車に用いられているカギ(錠と鍵から構成されている)は、自転車の構造上、錠そのものが手で触れる状態に置かれていて、操作を受けやすいという点が弱点です。ピッキングで開錠されることを始め、チェーンが切断されるなど、盗難の形態も多様ですが、いずれも錠が容易に操作されやすいという弱点が解消されていないからです。
 そこでこのアイデアは、錠に触れることができないようにすることが特徴で、車輪の中心部にあるハブの内部に錠を設け、外部から容易に触れることができなくします。こうして錠が操作されることを防ぐわけですが、開錠するための鍵は、自動車の電子キーと同様に、電子式として、無線で開錠信号を送ります。
 このような構造を可能にするために、ハブの内部にソレノイドで動くロック機構を設け、電磁石で施錠、開錠できるようにします。このようにすれば、自動車の電子キーと同様に安全で開錠されにくい自転車のカギが構成されることになり、自転車の盗難を大幅に減らすことが可能になります。これまでにない安全性の高いカギといえます。
なおこのアイデアは2004年度のパテントコンテスト入賞作品です。  

発明者: 機械電気工学科2001年度入学 飯尾 和典 君
出願番号:特願2006 −148964
後付け可能な電子錠 (特許査定)

 たとえば、学校等の部屋を管理しながら多人数で使う場合には、その鍵の管理が大変なことになります。このような場合には、その部屋の鍵を電子形式のものに変えて、キー入力方式や電子カード式のものにすれば、対応ができることになりますが、マスターキーで建物全体を管理する方式から行けば、その部屋だけは、別の対応をしなければならなくなるために採用できなくなるという問題が出てきます。
 本アイデアはそのような問題を解決するために、鍵方式で施開錠できると同時に、電子形式の施開錠もできるようにしたものです。サムターンとドアノブが一体になったもので、かつドアノブが着脱できるタイプのドアにおいて、ドアとドアノブの間にサムターンの軸を回す駆動手段を挟みこみ、これをドアの裏面に設けた制御装置で開閉します。
 このような形式にすれば、あとは制御装置を何で動かすかという選択の幅が広がり、たとえばキー入力方式を採用すれば、他人数でもその部屋を利用できることになりますし、同時に従来の鍵でも施開錠できるので、建物全体をマスターキーなどで管理する方式とも併用できるという特徴があります。またそのような使い方の必要がなくなれば、簡単に外してしまえるので、もとの鍵の管理だけに戻すこともできることになります。
 本アイデアは試作品が作られて、実際のドアに取り付けられ、クラブ活動で多数の学生が出入りする部屋の管理に使われています。そこではキー入力方式が用いられていて、個人個人のパスワードが設定され、かつ出入室の管理も行えるようになっています。

発明者: 機械電気工学科2002年度入学 木本 誠二君・情報電子工学科2002年度入学 神村優介君
出願番号:特願2006−019922
ATMにおける盗撮防止入力装置 (特許査定)

 情報化の進展とともに、お金の出し入れがいろいろなところで可能になり、便利になる一方で、ATM(現金自動預け払い機)において、暗証番号が読み取られて多額の現金が引き出されるという事件が続発しています。
 盗撮は小さなビデオカメラが入力装置の近辺に取り付けられて行なわれます。そこで入力装置を半円形上のカバーで覆うことことにより、他人は近くにいても入力装置による操作をを盗み見ることはできないようにします。
 しかしカバーの中にビデオカメラを取り付けることは可能です。そこでカバーの内側に、余分なものを置けなくするために回転する排除板をおくというのが今回の特許のポイントです。これを回転させて、カバー内部にものを取り付けられなくする、あるいは何か取り付けてあれば、それを検知して警報を鳴らすというようにしています。
 このような装置を用いれば、ビデオカメラの設置を排除でき、かつ他人が近くから入力装置の手元を見ることもできません。こうしてATM入力装置の盗撮を防ぐことができます。この作品は、社会問題化している課題に解決策を提示する優れたアイデアであるといえます。 説明
 今後は試作を行い、同時にATMメーカーに採用を働きかけていくことになります。

発明者: 機械電気工学科2005年度編入学 柳 啓二 君
出願番号:特願2007−164432
携帯電話のストラップホルダー

 若者にとって携帯電話は生活必需品であると同時に、ファッションの一部でもあり、携帯電話に各種のストラップを取り付けている姿はよく見かけます。しかし細いストラップに、他のたくさんのストラップを付けていると、絡まったり、切れてしまう場合も出てきます。
ストラップをたくさん取り付けられるようにストラップホルダー本体に4つのリングを回転できるように取り付けています。また携帯電話とつなぐ紐に対して本体が回転できるように、取り付けます。このようにすれば、たくさんストラップを取り付け可能ですし、本体との間に回転が可能となっているので、それぞれのストラップ同士が絡み合うこともありません
 このような構造のストラップホルダーによって、たくさんのストラップを安全にかつ絡み合うこともなく、つけておくことができます。
 長沼君のアイデアは学内のアイデアコンテストに提示されましたが、実用性が高く、各種ストラップ製品が次々生まれる中で、緊急性が高いと判断されて、出願と試作化が急いで進められてきました。 説明
 今後は改良を加えて、商品販売を実際に進めていくことになると思われます。

発明者: 機械電気工学科2006年度入学 長沼臣弥 君
出願番号:特願2006 −103662
声を失った人のための発声補助装置 (特許査定)

 病気で声帯を失った人たちは、これまで食道発声法、電気式人工声帯、コンピュータ発声法などによって声を取り戻していますが、熟練・体力を要する、機械的な音になる、発声の実感がないなどの欠点がありました。発案者は発声補助装置で重要なことは、発声の実感を伴うことであると考え、さらに習得が容易であることを条件として、本装置を考案しています。
 その方法としては、比較的に読み取りやすい母音は口の形から読み取ることにして、自分で発声する実感を可能とし、口の形だけでは読み取り難い子音は、指を折り曲げて指定する方法を組み合わせて発声するというものです。
 発案者は卒業研究で、実際に装置を試作し、装置が実際に稼動できることを確かめると同時に、装置製作費も、他の装置に比較しても安価であることを確認しています。この装置により声を失った人々が、発声の実感を伴いながら、比較的容易に使用方法を習得できることができると思われま
 2004年度のパテントコンテストで特許出願支援対象作品に選ばれ、井上弁理士さん(山口)の援助を受けて平成17年の2月に出願し、審査を受けていましたが、平成18年6月に特許査定を受けました。今後は活用を進めていくことになります。  説明

発明者: 機械電気工学科2001年度入学 楠島 悠介 君
出願番号:特願2005−033845
本に優しいコピー機 (特許査定)

 私達が普段使っているコピー機は、平らな画像読み取り面を持っていますから、厚みのある本などのコピーでは、本を無理やり開いたりしなければならないという経験は、みんな持っていると思います。そうすることで本を傷めたりしますし、本を傷める状態に持っていっても、中央部分が歪んだコピーしか取れないこともあります。
 少し厚みのある本のコピーというのは、学習環境や図書館などではよく起こることですが、これまではその不便さを我慢してきました。このたび発明され、かつ特許査定も受けたコピー機は、厚みのある本でも、本を無理やり開くことなくコピーできる構造を持っています。
 本発明は、鋭角で交わる二つの画像読み取り面を持つもので、本を山型の読み取り面に載せれば、コピーが可能であるために、無理やり開く必要はなくなります。まさに本に優しいコピー機といえます。
 2004年度のパテントコンテストで特許出願支援対象作品に選ばれ、打揚弁理士さん(東京)の援助を受けて平成17年の4月に出願し、審査を受けていましたが、平成18年5月に特許査定を受けました。今後は活用を進めていくことになります。  説明

発明者: 機械電気工学科2003年度入学 岩見 昌範 君
出願番号:特願2005−122133
洗濯物を一気に取り込めるハンガー (特許査定)

 洗濯物を取り込むときに、一つ一つ外していくのは結構面倒なことだと思います。発案者は母親が洗濯物を取り込むときのことを思い出し、また自分が寮生として洗濯物を取り込む経験をして、これを楽にできないかと考えました。そして折りたたみ式のハンガーの構造を使って、複数のハンガーを一度に折りたためる構造を考えました。
 1個のハンガーを折りたたむものは既に存在しますが、複数のハンガーを一度に折りたたむ構造のものは、まだないことを確認して、パテントコンテストに応募しました。パテントコンテストでも、この発明の実用性の高さから特許出願支援対象として選ばれたと思われます
 実用性の高さから、井上弁理士による援助を受けながらの出願作業と平行して、試作化も進められ、5月には試作品も作られて、機構の確認と構造の検討も行なわれました。今後は商品として活用することを目指します。   説明

発明者: 機械電気工学科2005年度入学 宮本晃成 君
出願番号:特願2006−073687
ハンガー
後付けできる壁面スイッチ用リモコン装置

 寝床で寝た状態のままで、リモコンがついた機器のスイッチのON,OFFは容易にできますが、壁面スイッチでON,OFFするスイッチを操作できません。例えば天井灯は普通、壁面スイッチでON,OFFするので、寝床から起き上がる必要があります。
 健常者にとっても面倒であるこの行為が、高齢者や体の不自由な人にとっては、大変な労力を必要とすることになります。これを避けるには、例えば天井灯をリモコン式のものに交換すればよいのですが、これが結構高価です。そこで、壁面スイッチの上に後付けできて、簡単にリモコン操作ができればよいと、発案者は考えました。この発案者のアイデアは、具体的な構造にならないまま、眠っていましたが、後輩がそのアイデアを具体化、試作化し、さらに特許出願までこぎつけました。
 徳山高専機械電気工学科では、学生の考案したユニークなアイデアが多数、使われないままになっています。これらを後輩が、具体的な構造にして特許化する動きが、これから増えてくると思われます。今回の特許は、そのような例の第1号になるものです。

発明者: 機械電気工学科2001年度入学 山本崇史君
    : 機械電気工学科1999年度入学 伊藤久美子さん(原案発想)
出願番号:特願2006−019922
壁面スイッチリモコン
しなやかさを持つシャーシ構造

 ラジコンカーは世界中にたくさんの愛好家を持つホビーですが、常に速度の向上を目指した改良が試みられています。中でも1/10電動ツーリングカーは、設計の自由度が高く様々なシャーシ構造が作られてきています。そしてこれまでのものは、基本的にダブルデッキ構造というもので、高い剛性を持たせることで、外部からの衝撃に対応させるというものでした。しかしこの構造では、外部からの衝撃で歪が生じた際に、その歪が残留してしまい、高速走行を維持することが困難になるという欠点がありました。
 今回開発されたセンターウォール構造は、初めからシャーシの変形を前提とし、変形が生じても直ぐにもとに戻る、歪の残留しない構造となっています。すなわちしなやかさを併せ持ったシャーシ構造といえ、これまでのシャーシ設計の基本を一変させるものです。このセンターウォール構造がピッチ剛性は高く、ロール剛性ではしなやかさを持つものであることは、実験で確かめられ、また走行試験でも優秀な成績を収めています。
 本校の創造教育を活用して4台のラジコンカーを試作し、センターウォール構造にたどり着くまでの経緯をまとめた「R/Cカーの世界を拓く新型シャーシ創造の5年間」が本年度の先端技術大賞表彰制度で特別賞をえています。詳細は掲載論文をご覧ください。説明

発明者: 機械電気工学科2000年度入学 藤井 健 君
出願番号:特願2005−69828
センターウォール構造
自由自在の足マウス (特許査定)

 コンピュータは仕事や生活に欠かせない道具ですが、その操作にはキーボードだけでなくマウスも不可欠です。しかし手の不自由な人や、仕事上キーボード操作だけに集中しなければならない人にとって、手で動かすマウスは不便なものになってしまいます。
 そのようなときに足で操作する足マウスがあればよいと言うことになり、現実にも足マウスはありますが、構造が複雑で高価ですから、気軽に使うというわけにはいきませんでした。兼行君の考えた足マウスは、これまでの足マウスにはない、新しい発想に基づくものです。すなわち踵をつけて操作するという方法です。
 この方法によれば、特別な装置も不要であり、安価で、かつ操作しやすく、足も疲れないため、商品化が待たれています。
 この作品に関しては、平成16年度の周南地域地場産業振興センターものづくり支援事業に選定され、支援を受けながら商品化試作に取り組み、モニター作業も行いました。そして製造販売され、全国の手の不自由な方々のお役に立っています。また平成16年度キャンパスベンチャーグランプリCHUGOKUで中国経済産業局長賞を受賞しました。
詳細

発明者: 機械電気工学科1999年度入学 兼行秀和 君
出願番号:特願2003−180451

足マウス
赤ちゃんの安全を守ります (特許査定)

 乳幼児がうつぶせ寝の状態になって、窒息死あるいは突然死する事故が多く見られます。厚生省も乳幼児の仰向け寝を奨励していますが、乳幼児を24時間目を離さず見守ることは、親や、乳幼児を多く預かる施設などにとっても大変困難なことです。
 この装置は乳幼児がうつ伏せになれば検知して、それを離れた位置にいる保護者に知らせるもので、この装置があれば保護者は安心して他の用事をすることもできますし、夜間の就寝中でも安心できます。
 またうつ伏せ寝ばかりでなく、乳幼児の呼吸、目覚め、ハイハイ、排尿なども検出できかつ保護者と音声でやり取りできる内容も含まれていますので、乳幼児の状況を広く知ることができるものです。
 またこの作品は平成16年度キャンパスベンチャーグランプリCHUGOKUで環境・健康・福祉部門の優秀賞を受賞しています。
詳細

発明者: 機械電気工学科2000年度入学 岡本 拓也 君
出願番号:特願2004−309289

乳幼児うつ伏せ寝事故防止装置
こぼれない詰め替えパウチの注ぎ口 (特許査定)

 シャンプーや洗剤の容器に詰め替え用の袋から中身を移そうとしたときに、こぼれてしまったという経験は誰にでもあるものです。注ぎ口を切って、袋を容器の口に入れようとしたときに、だいたいこぼれてしまうことが多いでしょう。この詰め替え用パウチの注ぎ口は、封を切って逆さまにしても中身はこぼれません。注ぎ口を容器の中に入れてから、菱形流路をつまめばチャックも開いて中身が入る仕組みです。
 また詰め替え袋の中身が残ることもあります。そんなときにどうやって封をしておくか困ります。このパウチはチャックを閉めれば、中身が残っていても大丈夫です。こんな詰め替え用の袋があれば便利です。詳細

発明者: 機械電気工学科2000年度入学 藤井 健 君
出願番号:特願2003−180683

詰め替え用パウチ
誰でも確実に起きる目覚まし時計 (特許査定)

 朝起きるのが苦手という人は、結構いるものです。そしていつの間にかアラームも止めて寝入ってしまい、大失敗ということも。でもこの目覚まし時計は、起きて布団をたたまなければ鳴りやまないのです。布団をたためば、布団にもう一度入って寝ることはできません。誰でも確実に起きることができるわけです。
 この発明を考えた幾度さんは、これを創造製作の時間に作り上げ、さらにセンサー付きの目覚まし時計を発想する過程や製作する過程について考察し「Give Me Light! アイデアの実現を目指して」という論文にまとめました。そしてこの論文が大学院博士課程の人たちが入賞者というコンクールで特別賞を獲得しています。何故幾度さんがこの目覚まし時計を必要としたかはこの論文を読めば分かります。詳細

発明者: 機械電気工学科2001年度入学 幾度明菜さん
出願番号:特願2003−272582

目覚まし時計
ピッキング防止のシリンダー錠と鍵 (特許査定)

 ピッキングによって安全が脅かされることが多くなり、不安が広がっています。簡単にシリンダー錠が開錠されてしまう状況を防ぎたいと大野君はピッキングをさせないためにはどうしたらよいのかを考えました。シリンダー錠を開くためにピンを鍵で押しますが、それが他の簡単な道具でできてしまう点を防ぐには、ピンが簡単に触れられない構造にすればよいと考えつきました。
 鍵からピンが飛び出して、隠れた位置でピンを動かします。だから簡単にピンにはさわれませんし、その他の道具でも容易にピンを動かすことはできません。だからピッキングもできないという仕組みです。
 大野君はこれを1年生の時に思いつきました。そしてこのアイデアはプレパテントコンテストで特許化候補作品に選ばれ、出願と同時に審査請求も行っており、特許となる可能性の高い作品です。
 なおこのアイデアは平成16年4月に特許として認定されています。
説明

発明者: 機械電気工学科2002年度入学 大野充孝君
出願番号:特願2003−94895
ピッキング防止鍵
自転車に代わるペダル式走行ボード

 今からは環境に優しくエネルギー消費も少ない商品開発が進められなければなりません。自転車は省エネルギーな交通手段として大変便利ですが、電車やバスで移動を伴う場合には、少し構造が大きく持ち運びは不便です。一方キックボードなどのボードは、小型で手軽な交通手段ではありますが、足腰への負担は大きくなります。
 そこでボードのように小型で持ち運びしやすく、そして自転車のように足腰に負担が来ない乗り物を考えると、自転車のペダルを踏むような動きで進むボードが考えられます。谷村君は自転車に代わる乗り物としてペダル式走行ボードを提案しました。
 谷村君は創造演習で自転車の改良を考えましたが、その過程を考察した「誰でも創造性を発揮できる新しい方法の提案」という論文で、大学生ばかりの入賞者の中に入って努力賞を獲得しました。
 このアイデアはプレパテントコンテストで特許化候補作品に選ばれ、出願し、審査請求まで行っており、特許となる可能性の高い作品です。詳細

発明者: 機械電気工学科2000年度入学 谷村鉄平君
出願番号:特願2003−94895
ペダル式走行ボード
アイデア売買システムのビジネスモデル

 日本の社会にとって、今ほどアイデアが求められている時代はなかったのではないでしょうか。アイデアがどんどん湧き出る社会にならなければ、日本の復活は難しいでしょう。
 しかしアイデアは公開してしまえば、価値を失う危険性がありますから、アイデア売買はとても難しいことになります。そこでこのビジネスモデルでは、アイデアの属性(発明した人の職業、履歴、アイデアに関する業績など)は示し、どのような種類のものかは明らかにしますが、アイデアの具体的な内容は示さず、かつ同じジャンルのアイデアを集めて、一つのパックとして販売しようと言うものです。これによってアイデアの内容の質に関するリスクを軽くして、簡単に売買しようというものです。
 多くのアイデアが気軽にやりとりできるので、アイデアの活性化に役立つものと思います。このアイデアは山口の井上弁理士事務所が募集している「21世紀のエジソンを山口から」プロジェクトに選ばれたものです。説明

発明者: 機械電気工学科1999年度入学 片山 孟 君
      機械電気工学科1999年度入学 兼行秀和 君
      情報電子工学科1999年度入学 有熊 威 君
出願番号:特願2002−210536

アイデア売買システム